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死神がおる

短編
あらすじ
「うーい!」
「セーフや!」
「なはははは!」

 とある夜、三人の酔いどれ男たちが、じゃれ合いながら電車に飛び乗った。
 ドアの近くに立ち、そのまま大声で談笑を続ける。酒の熱がまだまだ冷めず、顔は真っ赤に火照り、笑い皺が深く刻まれている。肩を叩き合いながら、無駄に楽しげな笑い声を響かせていた。 
 だがやがて、その中のひとりがふと黙り、奥の座席をじっと見つめ始めた。その異変に気づいたもうひとりが、訝しげに眉をひそめた。

「なあ」
「ん?」

「さっきから、だまーって向こう見てどうしたんや」
「い、いやあ……なんでもないで……」

「なんもないことないやろ」
「その、座ろかな思て……足、パンパンやし……はは……」
Nコード
N4323LF
作者名
雉白書屋
キーワード
キーワードが設定されていません
ジャンル
ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日
2025年 10月19日 11時00分
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文字数
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