ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

信じぬ者の行き先

短編
あらすじ
 夢心地……いや、天にも昇る気持ちとは、まさにこのことだ。
 どこからか聞こえる笑い声と雲、それに朝陽のような、ややオレンジがかった淡い光に囲まれた階段を上がりながら、男はそう思った。
 不思議な事に自分が死んだことに対してそれほどショックは受けていない。
 むしろ喜ばしい。そう、生きるとは縛られ不自由だ。食べ、眠り、排泄し、働き、蔑まれ、嘲笑に暴力。そういったものすべてから解放されると、こんなにも清々しい気持ちになれるのか。
Nコード
N4302IL
作者名
雉白書屋
キーワード
ショートショート
ジャンル
その他〔その他〕
掲載日
2023年 10月18日 11時00分
感想
0件
レビュー
0件
ブックマーク登録
0件
総合評価
10pt
評価ポイント
10pt
感想受付
受け付ける
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
4,044文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N5255KZ| 作品情報| 短編| ヒューマンドラマ〔文芸〕
「なぜ、自分の恋人を殺したんだ?」  取調室。無機質な蛍光灯が天井からかすかな熱を放ち、薄汚れた壁や机を鈍く照らしている。刑事は机の上で手を組み、じっと男を射抜くように睨みつけた。  男は無表情のまま、伏し目がちに机の//
N5244KZ| 作品情報| 短編| ヒューマンドラマ〔文芸〕
 彼女は『ヴィガルヌの森』にいる。黒々と茂るパナチ。濃密なラフサームの香りが漂い、目の前には威厳を湛えたユールシャインの巨木が静かにそびえている。その太い幹にそっと触れたとき、サンブラクトの脈動が指先から腕へ、背骨へと這//
N5211KZ| 作品情報| 短編| ヒューマンドラマ〔文芸〕
「これ……見ろよ……」  終電の車内。夜も更け、乗客はまばら。車内は蛍光灯の白い光にぼんやりと照らされている。窓の外は真っ黒に塗りつぶされ、たまに街灯の明かりが虫のように飛び込んでは、すぐに消えていく。 「これ、見ろ//
N5208KZ| 作品情報| 短編| 空想科学〔SF〕
 ――バチッ  ……ん? 今の音……まさか……あああ、やっぱりだ! 体が……動かない! きっと、いや、絶対にあの女のせいだ! ついにやりやがったな! あんの、くそくそくそ! 野田の馬鹿野郎が! だから言ったんだ! あん//
N5205KZ| 作品情報| 短編| その他〔その他〕
 とある会社。業務効率化のために、最新型のロボットが導入されたのだが――。 「君、ちょっとこっちに来たまえ」 「はい、なんでしょうか……」 「君ねえ、これはなんだね」 「何とおっしゃいましても……ご指示通り、修正した//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ