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王国の守護精

あらすじ
 ノルカ王国五大家のひとつであるジュオウ家のアサノハは聖堂で喪服を着て葬儀の参列客を迎えていた。ジュオウ家当主の両親の葬儀を行うために。

 その席に突然国王と宝剣の守護精が現れた。そして、アサノハは国王の庇護者となる。

 その夜、泣いているアサノハの元に現れたのは、宝剣の守護精だった。国王の守護精ではなく、次代の守護精である。守護精はアサノハに共に生きることを誓う。

 翌日、ばあやが守護精を見つけて騒ぎになるが、とりあえず事なきを得る。

 アサノハは守護精の名前を聞いていないことに気づき尋ねるが、守護精は名をつけてくれとアサノハに頼む。アサノハは彼に「クオン」、古語で『永遠』を意味する名を授けた。

 昼食は新当主であるハナビシ夫妻と共に取ることになった。その席で、ハナビシは昨日のアサノハの態度を褒める。そして、そののち、ハナビシはアサノハに養女にならないかと提案してきた。戸惑いながらも受けるアサノハ。

 そして、王に会いたいというアサノハに何故と問われて、アサノハはクオンを呼び出した。
 守護精を見たハナビシは、養女の撤回を申し出る。なぜなら、次期となった子供はその家からでなければならないからだった。

 ハナビシはアサノハを抱きしめ、大切に思っていることを伝える。

 その日の午後、アサノハは当主就任の報告に王城に上がるハナビシと共にムラクモ王に拝謁する。そこで、五大家の一つであるエンノウ家の当主アサアケに出会う。

 そして、何故ここに来たのかと問われたアサノハはクオンを呼び出し、自分が次期であることを明らかにした。

 国王であるムラクモはアサノハを残し、お茶を進めると話を始めた。

 次期としての心構え、守護精の話、それは多岐にわたっていた。

 それをアサノハは時折疑問を挟みつつ、聞いていた。

 最後に、ムラクモはアサノハに宝石の入った細工物を渡す。それは次期が生まれたときのために、ムラクモが用意していたものだった。

 それに当代の守護精がアサノハと細工物を波動で結びつける。それは次代のための剣でもあった。

 アサノハはそれを身に着け、王の元を辞した。
 誓いを胸に。

 


 当作品は、私が別PNで同人誌で先行発表したもの(当時のタイトルは『宝剣と王国の守護者』)をリライトしています。盗作などでは一切ございません。
Nコード
N4286GN
シリーズ
ノルカの宝剣
作者名
久保 公里
キーワード
R15 オリジナル戦記 シリアス 宝剣の守護精 久弓奈緒子 ネット小説大賞九感想
ジャンル
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2020年 09月30日 01時07分
最終掲載日
2021年 02月09日 01時00分
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文字数
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