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養花天の薬術師

あらすじ
 運動? したくない。戦? もっと嫌だ。
 本を読んで、薬草畑の手入れをして、調剤して、研究して、ずっとそうやって生きていきたい。
 でも、それで周りが許してくれるはずもなく――。
 李《り》 霓瓏《げいろう》は仙子《せんし》族という恵まれた種族に生まれながらも、武術に関しての努力はまったくせず、ただただ大好きな薬術ばかりを磨いてきた。
 痛い思いをしたくない。怪我なんてもっと嫌だ。
 成人したある日、このままでは息子が駄目になると思った両親により、二十年間生きてきた聖域から追い出されてしまうことに。
 体力も武力もない霓瓏にとっては、絶望的な状況。
 歩きついた場所は戦国真っただ中の中原大陸。
 「うげぇ」と思っていると、視界に映ったのは、真っ黒な靄が立ち込める慧国朱燕軍の野営地だった。
 護国の英雄と謳われる将軍がいる軍に、何故暗雲が? と、気になった霓瓏は、唯一霧の立ち込めていない天幕へと入って行くことにした。
 それは霓瓏の好奇心が呼んだ運命だった。
 天幕の中にいたのは、奇しくも、父親がそうなってくれと願うような、英雄――朱《しゅ》 祁旌《きせい》という武人。
 のんびりと生きていきたかった霓瓏の生活は一変する。
 わがままで、怠惰な性格は変わらないが、好奇心に突き動かされるままに突き進む、薬術師としての成長物語の始まりだった。


※不定期更新(週三~週一)
※カクヨムでも連載中
Nコード
N4268HT
シリーズ
中華風ファンタジー
作者名
智郷めぐる
キーワード
残酷な描写あり オリジナル戦記 男主人公 中華 古代 中世 妖精 魔術 仙術 呪術 薬術 妖怪 ファンタジー
ジャンル
歴史〔文芸〕
掲載日
2022年 07月28日 17時51分
最新掲載日
2023年 03月01日 20時00分
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文字数
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