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見知らぬ本

短編
あらすじ
気づくと、見知らぬ本があった。
 はじめは時々見つける程度で、あまり気にしなかった。
 祖父が読書好きということもあって、実家の祖父の部屋には四方に本棚があり、あふれた本が山積みにされていた。
 だから、大概の本には見覚えがある。
 しかし今、私の部屋に見知らぬ本がある。
 私も祖父に似て本好きで、友人と本の貸し借りもしていたので、知らない間に誰かが置いていったのだろうというくらいにしか考えていなかった。
 しかし、見知らぬ本は日に日に増えていった。
 いくら本好きの私でさえ、興味のもてないものばかりだ。
 しかも古くて埃がこびり付いていて、厭な臭いがする。
 古本の嫌いじゃないが、これはひどい。
 腐臭といっていいだろう。
 本の腐った臭いだ。
Nコード
N4256GM
作者名
植木天洋
キーワード
日常 怪談 ホラー 嗚呼、恐い怖い
ジャンル
ホラー〔文芸〕
掲載日
2020年 09月11日 16時00分
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文字数
551文字
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