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どうやら私、動くみたいです

あらすじ
物語の主人公は、持ち主であるお婆ちゃんが大好きな、意思を持つ市松人形。例え直接の会話が出来なくとも、お婆ちゃんが話し掛けてくれるだけで彼女は幸せだった。

しかしそんな幸せな日々も、そう長くは続かなかった。お婆ちゃんは患っていた病により、外出先で帰らぬ人となってしまったのだ。それを知らぬまま市松人形は、三日間も彼女の帰りを待ち続けることとなる。

主人不在となった家へ最初に訪れたのは、お婆ちゃんの子供達ーー年齢で言えば四十代後半程ーーだった。
彼らは遺品整理と言う建前で金目の物を持ち出し、更にはお婆ちゃんの大切にしていた物を構わず捨てていった。無論市松人形も、その例外ではなかった。

ゴミステーションに捨てられた市松人形は、全てを諦めかけていた。だが偶然通りかかった轆轤首と言う妖怪によって、彼女は家へと持ち帰られる。
新しい居場所が見つかったことで安堵する市松人形だったが、轆轤首に体を触れられた途端、ある大きな異変が起きた。なんと市松人形は話せるようになっており、更には自身の体をも動かせるようになったのだ。

事の成り行きから、市松人形はツクモノと言う名を与えられる。しかし体が動くようになった事から、市松人形は自分と言う存在がわからなくなってしまった。

市松人形ーーもといツクモノは果たして、無事自分の正体を知る事が出来るのか。
これは生まれてくる時代を間違えてしまったとある妖怪の、苦悩と葛藤を描く物語である。

※この物語はフィクションです。実在する人物や団体とは関係ありません。
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Nコード
N4238ER
作者名
長尾栞吾
キーワード
人形 妖怪 一人称視点 妖狐 轆轤首 付喪神 あやかし 現代
ジャンル
ローファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2018年 04月06日 20時24分
最終掲載日
2018年 11月04日 17時00分
感想
0件
レビュー
1件
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28pt
評価ポイント
10pt
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開示中
文字数
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