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夏を彷徨う

短編
あらすじ

誰そ彼時、逢魔が時
黒マントが納屋のブラウン管で
テレビを見ている音がする
昭和の闇
まだB29は空を飛んでいるかい
腕に残された人面相の痣から
幽かな赤子の声が聞こえる
赤子が怖いのは何故だろう
腹の中で異形の形をしているからか
壊れやすい物の形をしているからか
列車の汽笛の音が聞こえる
Nコード
N4222IP
作者名
黄泉路(なと)
キーワード
伝奇 ミステリー 怪談 夏 闇人 迦陵頻伽 お地蔵様 八重桜 冬の雨 電信柱
ジャンル
詩〔その他〕
掲載日
2024年 01月21日 19時52分
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文字数
3,482文字
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