- あらすじ
「シェイド・ローレンツ公爵子息、私の仲間になってください。そして一緒にこの学園を乗っ取りましょう?」
「何で君に協力しないといけないのか、よく分からないんだけど」
国の縮図と言われている学園を、敵国の姫と王位第二継承権を持つ隠れたカリスマが、手に手を取って……?
***
人質として嫁がされる予定だったのに、学園の授業中に公開婚約破棄された、隣国の姫の私・リリベール。
真っ先に『約束だった不戦条約の締結を反故される事』を危惧したけれど、婚約者という『立場の牢獄』から解放されると同時に、停滞していた思考が目を覚ます。
――これまでずっと本国のために、半ば自分を犠牲にする形で敵国の王太子に献身していた。
王太子の婚約者として殿下を立てることを第一にしてきたけれど、その枷が無くなった今、私は私自身の意思で自由に動く事ができるのでは……?
今私は、王太子の婚約者という立場から実質的に解放され、建前的に守られている。
しかしこの時間もそう長くはない。
自国を守るために、すぐに動き出そう。
まずはそう、この学園から。
『この国の縮図』と呼ばれているここ王立学園で、傲慢なまでの圧政を敷いている殿下に誰も歯向わないのは、実にゆゆしき問題だ。
これでは近い将来、彼らがこの国を動かす立場になった時に、一番困るのは相手をしなけれならない我が国の人たちなのだから。
そのためにまず、必要なのは……。
したたかに、そして大胆に。
この学園の七不思議やタロット占いなど、様々なもの駆使して圧政に蔓延る学園に少しずつ変革をもたらしていく。
そうしている内に、協力者だったシェイド様とも何だかいい感じに……なるのか?- Nコード
- N4207IJ
- 作者名
- 野菜ばたけ
- キーワード
- 123大賞6 アイデジIR大賞 女主人公 西洋 学園 ハッピーエンド 青春 BK小説大賞 ネトコン13 悪役令嬢(悪役姫) 策略 占い・七不思議 ざまぁ 貴族
- ジャンル
- 異世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2023年 08月18日 19時14分
- 最終掲載日
- 2023年 08月31日 20時00分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 108件
- 総合評価
- 436pt
- 評価ポイント
- 220pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 33,881文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人質姫の、したたかで大胆な敵国乗っ取り 〜婚約破棄されたので、殿下の陣地を乗っ取ろうと思っています〜
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品
N2944KZ|
作品情報|
連載(全14エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
「友好と借金の形に、辺境伯家に嫁いでくれ」
行き遅れの私・マリーリーフに、突然婚約話が持ち上がった。
相手は女嫌いに社交嫌いな若き辺境伯。子爵令嬢の私にはまたとない好条件ではあるけど、相手の人柄が心配……と普通は思//
N6417KJ|
作品情報|
完結済(全36エピソード)
|
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
血縁=ただの伝手、陛下(夫)=財布、すべては子どもたちのために
§ § §
ただひたすらに家族からの愛と平穏がほしかっただけの王妃エリスは、側妃の政略と陰謀の結果、周りから愛される事もなく、ただ息子と娘を失うだけの結//
N4534KX|
作品情報|
完結済(全13エピソード)
|
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「平民だって、毎日コツコツ頑張って平凡な幸せ掴んでんだよ! 『普通』舐めんな!」
◆ ◆ ◆
“実はこの国には、表に出ている王族をも裏で操る『裏王族』と呼ばれる人たちがいるらしい”
プラナール王国に、昔から言い伝え//
N6998KX|
作品情報|
連載(全21エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
実は愛され悪女、悪女の流儀に則って、義理の息子たちに社交界での『戦い方』を伝授✨
***
子どもの頃に事故で両親を亡くした公爵令嬢ゼリアは、金遣いが荒く傲慢な叔父夫婦に育てられていた。
しかしある日、彼らの企みの//
N9616KU|
作品情報|
完結済(全11エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
「ダラダラしようよ。抜けるところで手を抜くのは、不真面目じゃなくて処世術じゃん」
***
亡くなった祖母から受け継いだ古い家を古民家カフェ風に改造している途中で、持っていた椅子と一緒に異世界転移してしまったゆかり//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。