- あらすじ
- 幕末剣豪・沖田総司との甘々物語。
江戸幕末。新選組。
最強剣士 沖田 総司 × 一番隊副隊長 月島 碧
兄のように碧に優しい沖田。
でも、意外とドSで。
純粋すぎる碧。
女にも関わらず剣を握る勇ましく明るい性格だが、
実は意外と寂しがり屋で恥ずかしがり屋。
そんな二人をめぐる甘く優しく包み込まれるようなお話。
【甘々!!×切ない+シリアス】物語。R15です。
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・
時は江戸幕末。新選組。
「沖田隊長!副隊長知りません!?」
「ああ……、今頃、日向ぼっこでもしているのだろう」
沖田は、これから巡察だというのに見当たらない人物の顔を浮かべて笑った。
「ですよねー……。ほんと、副隊長の居場所は昼寝か甘味処だ」
最早日常と化している副隊長の行為に、一番隊隊士たちも苦笑するしかほかはない。
「隊長は確か、副隊長と幼ななじみなんでしょう?」
隊士の言葉に頷けば、
「副隊長は、昔からこんな性格だったのですか?」と、興味津々に返ってきた質問。
「ああ、そうだな。
昔から、甘いものと日向ぼっこが好きで、
男勝りで、元気で。そして、俺が安心して背中を預けることができる人だ。
それにすごく、寂しがりやなところも、変わっていないな」
「副隊長が寂しがりや……」
副隊長のこれまでの猫のような振る舞いを思い出しているのか、隊士たちは口の端に笑みを浮かべている。
「あっ!副隊長ー!!」
どうやら、やっと来たようだ。
隊士たちが、沖田の背後に視線を向ける。
「なぁ沖田!お前今、隊士たちに何言ってた!?」
やがて、男にしては少し高い声に名を呼ばれる。
「別に。たいしたことじゃないよ」
「オレ、寂しがりやじゃないからなっ!」
(聞こえてたんじゃないか……)
苦笑する沖田に、くぎを刺すように大きな声で言う。
「新選組一番隊副隊長 月島 碧!」
「このオレが寂しいと思うわけがあるかっ!!」
「はいはい、そうだね」
ほんと、意地っ張り。
(……だから守りたい。その細い体でよく頑張ったなって、抱きしめてやりたい)
「隊長!副隊長!そろそろ行きましょう!!」
沖田は、碧の頭をそっとひと撫ですると、自分を呼ぶ隊士の元へと歩いた。 - Nコード
- N4150FB
- 作者名
- 涼
- キーワード
- R15 時代小説 沖田総司 激甘 新選組 幕末 切ない ドS 胸キュン 幼馴染 強がり
- ジャンル
- 歴史〔文芸〕
- 掲載日
- 2018年 10月15日 16時40分
- 最新掲載日
- 2018年 12月11日 18時00分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 1件
- 総合評価
- 12pt
- 評価ポイント
- 10pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付けない
- 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 5,760文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君がそばにいるように
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品
N4150FB|
作品情報|
連載(全5エピソード)
|
歴史〔文芸〕
幕末剣豪・沖田総司との甘々物語。
江戸幕末。新選組。
最強剣士 沖田 総司 × 一番隊副隊長 月島 碧
兄のように碧に優しい沖田。
でも、意外とドSで。
純粋すぎる碧。
女にも関わらず剣//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。