- あらすじ
- 私は八雲祥雲と申す者。本名は語らず、日々死にたいと考えていた。しかし私は死に向き合っているわけではなく、ただの冒涜的なまでの逃げであることを自覚している。それでも死にたいのだから仕方ない。これは性分なのだ。だが両親より先に自殺するのは、親孝行をしてこなかったこの不孝行者の私でも躊躇う愚行である。そればかりは、どうしても出来ず、両親が無事天国の門を潜ったのを見届けた後、地獄の窯に落ちる所存だ。
そんな馬鹿々々しいことを眠りの狭間で考えていると、どうやら私は異世界に迷い込んでしまったらしい。これは幸いである。もう両親の死を見届けるまで生きる理由もなくなった。丁度そこに小汚く脂と垢で黒ずんだ緑色の肌をした小人がいるではないか。彼らの持っている直剣は、まあ錆びてはいるが使えないこともないだろう。これで私はようやく、呪われた生の頸木から解き放たれるのだ。
そう思い、据えた臭いを発する小人に向かって、ドロップキックをお見舞いした。 - Nコード
- N3893EB
- 作者名
- 逆竜胆
- キーワード
- R15 残酷な描写あり 異世界転移 身分差 オリジナル戦記 冒険 シリアス 男主人公 中世 魔法 異世界 魔物 ダーク
- ジャンル
- ハイファンタジー〔ファンタジー〕
- 掲載日
- 2017年 06月20日 14時39分
- 最新掲載日
- 2017年 08月01日 10時00分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 2件
- 総合評価
- 14pt
- 評価ポイント
- 10pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付けない
- 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 38,954文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
近々、死のうと思います。
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品
N3893EB|
作品情報|
連載(全15エピソード)
|
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
私は八雲祥雲と申す者。本名は語らず、日々死にたいと考えていた。しかし私は死に向き合っているわけではなく、ただの冒涜的なまでの逃げであることを自覚している。それでも死にたいのだから仕方ない。これは性分なのだ。だが両親より//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。