- あらすじ
- 作家・篠宮悠斗は、島に残る古い祠とその伝承を取材するため、神津ヶ島を訪れる。
潮に守られ、外界から隔てられたこの島では、祠は「海を鎮めるための境界」として長く信仰の中心にあった。しかし近年、その祠が何者かによって破壊され、島民の間には不安と疑心が広がっていた。
祠にまつわる過去を探っていくうち、悠斗は島の古文書に秘められた“ある真実”に辿りつく。
祠はもともと、犯罪者でも悪霊でもなく、海に命を奪われたひとりの人間の魂を慰めるための場所だった。
祟りではなく、忘れられた祈り――
その事実を知った悠斗は、なぜ祠が壊されなければならなかったのかという疑問にとらわれる。
島民との対話を重ねる中で、悠斗はひとりの人物へと行き着く。
祠を壊した犯人。
その動機は悪意ではなく、“亡き者を苦しみから解放したい”という歪んだ慈しみだった。
祠は祈りの象徴であると同時に、犯人にとっては消えない罪の象徴でもあったのだ。
潮騒の響く海辺で、悠斗は祠の本当の意味を見つめ直す。
祈りは誰のためにあるのか。
赦しとは何を指すのか。
そして罪は、どこまで人を縛るのか。
静かな海に抱かれた島で、過去と現在が交差し、忘れられた魂の叫びがやがて潮に溶けてゆく。
――『潮騒の果てで君を待つ』は、祈りと記憶が導く、静謐で切ないフォークロア・ミステリーである。 - Nコード
- N3680LL
- 作者名
- 橋本和樹
- キーワード
- キーワードが設定されていません
- ジャンル
- その他〔その他〕
- 掲載日
- 2025年 12月03日 13時20分
- 最終掲載日
- 2025年 12月03日 18時05分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 0件
- 総合評価
- 0pt
- 評価ポイント
- 0pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 29,715文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
潮騒の果てで君を待つ
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N3680LL|
作品情報|
完結済(全4エピソード)
|
その他〔その他〕
作家・篠宮悠斗は、島に残る古い祠とその伝承を取材するため、神津ヶ島を訪れる。
潮に守られ、外界から隔てられたこの島では、祠は「海を鎮めるための境界」として長く信仰の中心にあった。しかし近年、その祠が何者かによって破壊さ//
N3727LL|
作品情報|
短編|
その他〔その他〕
大学生の玲奈は、ごく平凡な日常を送っていた。だが、ひとり暮らしのアパートの部屋で、深夜に窓の内側に残る濡れた指跡や、不気味な水の足音に遭遇する。最初は偶然と思われた異変は、次第に日常全体を侵食していき、部屋の中で眠ること//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。