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- あらすじ
- 水色の照明が部屋を照らし、白い壁と床はされるがままにその色に染まる。
我々の六人の顔も例外ではない。
その色の下に緊張、自信、怯え、様々な表情を浮かべ
白い大きな台座を囲んでいた。
台座は床よりも少し高い段の上にあり
その大きな台座の真ん中には、不釣合いな小さな赤いスイッチが固定されている。
まるでショーケースの中、クッションに寝かされたダイヤ。
小さいながら重厚な存在感を放っている。
我々がそう感じるその理由。
このスイッチを押せばこの中の誰かが死ぬ。
なぜ私がこの状況にあるかを今、振り返る意味もそれに思考を費やす意味もない。
ただ、生き残れば大金が手に入る。
やるしかない。私は、いや我々は。
- Nコード
- N3529HQ
- 作者名
- 雉白書屋
- キーワード
-
ショートショート 短編 デスゲーム
- ジャンル
- 純文学〔文芸〕
- 掲載日
- 2022年 05月25日 11時00分
- 最終更新日
- 2023年 10月07日 14時19分
- 感想
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- 20pt
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- 文字数
- 3,045文字
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