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それは醜いアヒルの子だった

あらすじ
貧困少女は、ある満月の日、聖なる泉でひとりの男性と出逢う。

その男性は、この国の第一王子だった。
王子とは知らず、普通の貴族様と思い、接していた少女エラ。

月に一度ほどの満月の日だけ、逢瀬を重ねていた二人。
しかし一年が過ぎた頃、エラは姿を現さなくなった。

王子は聖なる泉で出逢った、エラの事が忘れられない…。
たとえ、その少女が、貧困層の平民だと知っていても・・・。


──時を同じくして、この国に聖女が現れた。
王子は「あの少女かもしれない」と期待をするも、全くの別人。
しかも聖女が現れた代の王子は、聖女と婚約するのが、この国のしきたりだ。

街中、国中、何処を探しても、あの少女は居ない。
「忘れた方がいい」そう諦めていた矢先、歓楽街で最近現れた、可憐な少女の噂を耳にする。
調べると、あの満月の日に逢瀬を重ねていたエラだった。
直ぐ様王子は、その少女を買った。

この国の王子に金で買われた少女は、貴族社会に飲み込まれていく事になる。
婚約者である聖女も、その取り巻きの女性達も、金で買われた、平民の、しかも歓楽街で働いていながら、王子の寵愛を受けるエラの事を良く思う筈もない。
しかし死ぬことを恐れていなかったエラは、強かった。
誰よりも、生きることを全うしていた。
たとえ、どんなに無視され、蔑まされ、鼠が食うような食事を出されようとも・・・

そして醜かったアヒルは、美しい白鳥に変わるのだ───


カクヨム様にも投稿しはじめました
Nコード
N3499GI
作者名
ぱっつんぱつお
キーワード
R15 残酷な描写あり 身分差 シンデレラストーリー シンデレラ 聖女 悪女 王子様 努力 ざまぁ 一途 溺愛 灰かぶり ハッピーエンド
ジャンル
異世界〔恋愛〕
掲載日
2020年 06月27日 13時12分
最新掲載日
2021年 01月30日 13時21分
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