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星の瞳の紋章 

あらすじ

 その森は、女神の加護を持たない者が踏み入れば、二度と出ることは出来ないとされる禁足地だった。硝子樹と呼ばれる異質な木々が立ち並ぶ森に追放された一人の男。善意に拠って行われた行為が、然し、誰にとっても善い行いとは限らない。貧民、娼婦、孤児、乞食。病に冒されようと、治療を受けることさえ赦されない、哀れな者達。そんな人々を救う為に、かつて男は手を差し伸べた。

 だが、それは間違いだった。何故ならば、人は常に過去を裏切る生き物であるから。人は必然性を軽んじる生き物だから。

 男は森の中を彷徨い見付けた館の中で、硝子の棺に封印された、美しき乙女を見付ける。煌めく金の髪に、硝子のように透き通る白い肌。男は棺に鎖された少女の封印を解き、その肌に手を触れ――死に絶えた。背後から、身体を刺し貫かれ、血に塗れながら、硝子の棺に佇む美しき少女の対比として。

 そして――蘇る。男はる。少女として。星を連ねる不可視の線として。星々に捧げられるその願いの使者として。即ち、星夜の伴侶として、蘇る。

 /昔投稿してたやつの再掲です。再掲する気はさらさらなかったのですが、ちょくちょくダイレクトメールを送ってきたり、色々言ってくる人が居たので、仕方なく再掲しました。

 更新は不定期です。
 評価、感想、また知り合いへおすすめして頂けると、更新が早くなるか、続きが出来る可能性があります。
Nコード
N3485JD
作者名
詠夜 月
キーワード
ボーイズラブ ガールズラブ 残酷な描写あり シリアス 男主人公 女主人公 人外 西洋 チート 魔法 冒険 TS 竜 神 女神 追放
ジャンル
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2024年 06月14日 09時18分
最新掲載日
2024年 09月09日 11時42分
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