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藤壺の宮は〝物の怪のせい〟にしたくない【源氏物語あや解き異聞】

あらすじ

大学への通学途中、トラックに轢かれてしまった大学院生、脩子。
彼女は何故か、源氏物語における〝藤壺の宮〟に転生してしまったらしい。
藤壺の宮といえば、光源氏の初恋の相手だ。
しかも、源氏との密通により、不義の子までこさえてしまう重要人物でもある。
源氏に懐かれることだけは、どうにか回避したい脩子。
だが、源氏には無下にしづらい事情もあり、困りものだった。
おまけに源氏は、何故かいつも事件の話を持って来ては、脩子の推理を聞きたがる。
その殺人は、物の怪の仕業か、人の仕業か──。
五歳差バディの平安謎解き譚、開幕。

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全18話/完結済み(約110,000字)
追記:11/1【推理】日刊2位/週間6位ありがとうございます。
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◆ 一章:元・国司が自邸で遺体となって発見される。
死亡推定時刻、現場を訪れた人物は二人いた。ところが、そのうちの一人は「自分は現場に行っていない」などと主張を始める。
それは、罪を逃れるための方便か。
それとも本当に、人ならざるモノによる仕業なのか。


◆二章:宴席のさなか、大納言家の娘・六の君が自室で絞殺される。
第一発見者が犯人であるならば、現場に凶器となった物が見当たらないことに説明がつかない。
一方、最後に六の君と接した人物が犯人だとすれば、御簾越し非接触の状態で絞殺するという、不可能に近い状況が立ちはだかる。
犯人は、凶器を持たない第一発見者か、御簾越しに和歌を詠み交わした最後の訪問者か、あるいは──。


◆三章:寂れた廃院の塗籠で見つかったのは、中級貴族の姫君・夕顔の左腕だけだった。
雪上に残る足跡は、門戸から一往復分。
ただし門前には、雪が降る前から降り止んだ後にかけても、検非違使が夜警に立っていた。
犯人は検非違使に見られることなく、どうやって廃院を出入りしたのか。残りの遺体は、いったい何処へ消えたのか。


■登場人物■

脩子…本作の主人公。謎解き方面に頭は回るが、恋愛方面においては回ってないどころか止まっている。

光る君…作中を通して、初恋のお姉さんに振り回されるショタ ▷▶ 食えない青年にメガ進化。大体ぜんぶ脩子のせい。

王の命婦…脩子のばあや。脩子以外の人間に対しては、それほど毒舌ではない。

Nコード
N3407JR
作者名
伊井野いと@『祓い屋令嬢ニコラの困りごと』3巻発売中
キーワード
残酷な描写あり 123大賞6 女主人公 和風 古代 ハッピーエンド 年の差 ヒストリカル ミステリー ネトコン13 恋愛 平安時代 キャラクター小説 ライト文芸 民俗学 ネトコン13感想
ジャンル
推理〔文芸〕
掲載日
2024年 10月25日 17時06分
最終掲載日
2024年 11月08日 20時05分
感想
4件
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総合評価
416pt
評価ポイント
266pt
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開示設定
開示中
文字数
113,087文字
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+注意+

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