ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

リサイクル義務化

短編
あらすじ
「ちょっと、あんた! これ、なんなのよ!」

「朝からなんだよ……」

 ベッドの中で目をこすりながら声のほうを見やると、しかめっ面の妻が立っていた。手には一枚の小さな紙。まるで、水戸黄門の印籠のように突き出している。
 あれは……そうか、スーツの内ポケットに入れていたのを見つけられたのか……。

「これ、レシートじゃないの!」

「とっといたんだよ……」

「これ! 飲み物を買ったんでしょ! ペットボトルはどうしたのよ!」

「もちろん、リサイクルボックスに入れたよ……」
Nコード
N3357KH
作者名
雉白書屋
キーワード
キーワードが設定されていません
ジャンル
その他〔その他〕
掲載日
2025年 04月11日 11時00分
感想
0件
レビュー
0件
ブックマーク登録
0件
総合評価
16pt
評価ポイント
16pt
感想受付
受け付ける
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
2,469文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N2863LH| 作品情報| 短編| ヒューマンドラマ〔文芸〕
 とある深夜の交番。警官が机に日誌を広げ、ペン先を走らせていると、ガラガラと引き戸が開く音がした。 「あのー……」 「はいはい、こんばんは」  顔を上げた警官は、にこやかに笑った。入ってきたのは若い男。二十代前半と//
N2862LH| 作品情報| 短編| ホラー〔文芸〕
 夜、とある古びたアパートの一室。湿った空気が漂う薄暗い洗面所で、男は手を洗い終えると、濡れた指先をタオルで拭きながら鏡を覗き込んだ。 「さすがに疲れたな……」  鏡に映る顔はひどく淀んで見えた。蛍光灯の明かりが不規//
N1037LH| 作品情報| 短編| ヒューマンドラマ〔文芸〕
「こんにちは! やっとお会いできましたね! とっても嬉しいです! さあ、はい!」 「こんにちは! やっとお会いできましたね! とっても嬉しいです!」「こんにちは! やっとお会いできましたね! とっても嬉しいです!」「こ//
N7995LG| 作品情報| 短編| ヒューマンドラマ〔文芸〕
 とある高校、朝の教室にて――。 「うーす」 「ああ、おはよ……」 「ん? 何書いてんの?」 「ちょっと、まあ……コントの台本みたいなやつを」 「へー、コント! なんで? 芸人目指すの? あ、学祭か?」 「いや……//
N7993LG| 作品情報| 短編| ヒューマンドラマ〔文芸〕
 むかし、貧乏長屋に一人の男がいた。  怠け者というほどでもないが、かといって働き者でもない。賭け事にのめり込むでもなく、酒に溺れていたわけでもないが、金とは縁が遠いようで、質素な暮らしを細々と続けていた。つまり、要領が//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ