ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

声だけが残る

短編
あらすじ
「おかあさん……」

夜になると、その言葉が聞こえる。

太平洋戦争末期。敗走中の船に押し込まれた兵士の“私”は、ただ静かに帰り道を漂っていた。誰も喋らず、誰も動かず、息だけが空気の底で沈んでいる。

そしてある夜、爆撃は始まった。
肉が飛び、鉄が砕け、叫びがちぎれる。血と煙の中、耳の奥に響くのは、あの「声」だった――。

それは誰の声か?なぜ聞こえるのか?

すべてが沈んでいく中で、最後まで残ったのは、誰の声だったのか。
Nコード
N3326KS
作者名
キーワード
残酷な描写あり シリアス
ジャンル
歴史〔文芸〕
掲載日
2025年 07月09日 21時20分
最終更新日
2025年 07月17日 15時31分
感想
0件
感想受付停止中
レビュー
0件
レビュー受付停止中
ブックマーク登録
0件
総合評価
8pt
評価ポイント
8pt
感想受付
受け付けない
レビュー受付
受け付けない
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
2,053文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N0120KU| 作品情報| 短編| 現実世界〔恋愛〕
六月、女子校の教室。 二回目の席替えを迎えた昼休み。 明るく友達の多い一ノ瀬燈と、冷静沈着な柊詩帆。 彼女たちが狙うのは、優しく天然なクラスの人気者・春原千紘の「隣の席」。 表向きは静かな日常。だが水面下では、見えない火//
N3326KS| 作品情報| 短編| 歴史〔文芸〕
「おかあさん……」 夜になると、その言葉が聞こえる。 太平洋戦争末期。敗走中の船に押し込まれた兵士の“私”は、ただ静かに帰り道を漂っていた。誰も喋らず、誰も動かず、息だけが空気の底で沈んでいる。 そしてある夜、爆撃//
N6575KR| 作品情報| 短編| ホラー〔文芸〕
一人暮らしの青年が帰宅すると、飼い猫の次郎が部屋の隅をじっと見つめていた。 それは、毎晩決まって続く奇妙な光景。 人には何も見えないその空間に、ただ次郎だけが、何かを見ている。 静かに、淡々と、そこに“いる”ものを。 ―//
N8528KL| 作品情報| 短編| ホラー〔文芸〕
深夜、若き警察官が殺害される事件が発生。防犯カメラには微笑む被害者の姿が――。「殺したい人」と「殺されたい人」を繋ぐ《殺人マッチング》。真相を追う記者は、やがて禁忌の闇に触れていく。
N9811JT| 作品情報| 短編| ローファンタジー〔ファンタジー〕
30年前、日本は共産革命によって新たな体制を築き、平等と繁栄を約束する政府が誕生した。しかし、その理想は長い年月の中で形骸化し、特権階級が権力を独占する腐敗した体制へと変貌した。国民の多くは貧困から抜け出せず、不満が渦巻//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ