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一人の少女とグリンガム帝国の物語~創造主が二人に別れたがゆえに紡がれる物語シリーズ~

短編
あらすじ
「創造主は、私だけのものです。なぜ下等な者達に力を分け与えるのですか?理解できません」

幾多の神を創造していた時から、ノルフィアはすぐ側で微笑みながら助力しながらも、心の奥底から創造主を閉じ込めて自分だけのものにしたいと思っていたのだった。

弱ってきた創造主を側で支えながら、とうとう自分の部下に命じて創造主の首を切り落とさせた。

創造主は、首を切っただけでは死なない。

命じられるまま大それた事を成し遂げてしまった部下は、この後どうすればいいのかと、次なる命令を待った。

ノルフィアは、迷いに迷ったすえ、どうしても支配できない脳部分を宿した首の前に姿を現すことも出来ず、部下に宇宙に放置してくるよう命じた。

長い年月の間、暗く広い宇宙を意識なく首だけで漂いながらも、創造主は、首から胴体まで、少しずつ回復していった。
しかし、意識が再び目覚めた時には、自分が創造主という記憶を失っていた。

知識はなんとなくあるが、自分の素性が思い出せないし、思いだしたくないような奇妙な感じがする。

創造主は、新たなる名を考えた。

この瞬間より「エトワール」と名乗り、この先、生きていく事となる。

一方、切り離された胴体は、その心臓部分が創造主の力を宿しており、しばらくして首部分が回復した時には、脳が新しい為、記憶が曖昧なまま、側にいたノルフィアに自らの名をルヴァレスと名乗った。

側にいたノルフィアは、甲斐甲斐しくルヴァレスの世話をして、洗脳した。

「今ある世界は全て創造主様の力を奪って創られました。
それは許される行為ではありません。
全ての魂をもう一度吸収して、ルヴァレス様の為の新たなる世界を創りましょう」

こうして世界は、ノルフィアの思惑に導かれて行く事となる。

ノルフィアは、創造主にしか稀有なる自らの名前を呼ばれたくないと、自らの名は、賢者と名乗り、ルヴァレス神を崇める者達の組織を作り出し、世界を滅ぼしていった。

それに抗う世界達。

弱い世界はすぐに滅ぼされ、魂を回収されてルヴァレスに吸収された。

~創造主が二人に別れたがゆえに紡がれる物語~
Nコード
N3070HQ
作者名
星月ゆみこ
キーワード
シリアス ほのぼの ダーク オリジナル ファンタジー 美形 王族 少女 容姿端麗
ジャンル
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2022年 05月17日 12時26分
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文字数
21,920文字
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+注意+

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