短編
- あらすじ
- 「ああっ・・・・・・」
ガックリと膝を落とした錬金術師ハンクの前で、彼の住んでいた村は瓦解炎上していた。
そこにはもう、家族も婚約者も友人もいなかった。
ドラゴンだ。
一瞬にして、一つの村が、ドラゴンにより消滅させられてしまったのだ。
生存者は、薬草の採取に森に行っていたハンクただ一人。
ハンクは、ドラゴンへの復讐を誓った。
だが、相手は最強のドラゴン。普通に戦って、勝てるはずがなかった。ハンクは、ドラゴンブレスを浴びてもなお死滅しなかったクマムシに目を付けた。
ハンクは、前世において、遺伝子関係の研究者をしていた。その知識と錬金術を組み合わせ、他の生物とクマムシのDNAを融合させ、キメラを誕生させドラゴンと戦わせることにしたのだ。
三年後、ハンクは、町でアルゴメス声を掛けた。アルゴメスは、努力もしなければ才能もないくせに、自己評価だけは異様に高く、いつか英雄になり、自分を馬鹿にした者見返してやることだけを夢見ているような男だった。
ハンクは、三年間、キメラの研究に没頭してきた。そして、知性と攻撃力を併せ持ったキメラなら、ドラゴンに勝てるとの結論に達したのだ。知性と攻撃力を併せ持つ者とは、即ち、人間だった。
ドラゴンの単独討伐に成功すれば、英雄になれる。ハンクは、そう言って、アルゴメスに自身のキメラ化を合意させた。
かくして
ドラゴンとクマムシ、最強同士の対戦が決まった。
果たして勝負の行方は、ハンクとアルゴメスの運命は・・・・・・。
、
- Nコード
- N2620HG
- 作者名
- 長山宏隆
- キーワード
- R15 残酷な描写あり 異世界転生 シリアス 男主人公 西洋 中世 魔法 ドラゴン クマムシ 復讐 キメラ 錬金術 遺伝子操作 最強 123大賞 ESN大賞4
- ジャンル
- ハイファンタジー〔ファンタジー〕
- 掲載日
- 2021年 10月08日 00時00分
- 最終更新日
- 2023年 04月08日 21時54分
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