- あらすじ
- どこか遠いところから鈴の音が聞こえてくる。
始まりは決まっていつもそうだ。そして次に、からみつく真っ白なシーツから抜け出ようと、高く手を伸ばす。
風に揺れているのは多分カーテン。淡い緑のカーテンがゆらゆらと波打ち、時折眩しい光が差し込んでくる。
ああ、なんて明るいんだろうと、私はそう思う。きっと外はとてもいい天気だ。こんなにも日差しが暖かい。
鈴の音は自分の笑い声だと気がついて、結衣は微笑んだ。眠りは長い時間をかけ、さざ波のように浅い深いを繰り返している。どうやら夢うつつの中で、声を出して笑っていたらしい。後ろから首筋をくすぐるのは、彼の寝息だ。こそばゆさが我慢できなくなり、また声を出して笑うと、霞んだ意識が少しだけはっきりとした。
- Nコード
- N2508BG
- 作者名
- イワシ
- キーワード
- 恋愛 文学 シリアス ロマンス
- ジャンル
- ノンジャンル〔ノンジャンル〕
- 掲載日
- 2012年 06月16日 00時05分
- 最新掲載日
- 2012年 07月03日 22時47分
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N2508BG|
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連載(全9エピソード)
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ノンジャンル〔ノンジャンル〕
どこか遠いところから鈴の音が聞こえてくる。
始まりは決まっていつもそうだ。そして次に、からみつく真っ白なシーツから抜け出ようと、高く手を伸ばす。
風に揺れているのは多分カーテン。淡い緑のカーテンがゆらゆらと波打ち、時折眩//
N2194J|
作品情報|
短編|
ノンジャンル〔ノンジャンル〕
普通のOLが出勤前にふと感じたこと。
ただある朝の意味のない出来事です。
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