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処刑されることが仮確定している悪役令嬢に転生してしまったので、フラグ回避のため名探偵を演じます!

あらすじ
王子主催の園遊会に初めて参加した8歳のユーフェミアは、そこで第二王子ジルベルトに突き飛ばされ、大きな岩で後頭部を強打した。
青ざめるジルベルト、血が吹き出る後頭部――焦る周囲をよそに、ユーフェミアは別のことで焦っていた。
「ここ乙女ゲームの世界じゃない! しかも私は悪役令嬢ユーフェミア!?」

そう、彼女は乙女ゲーム『薔薇騎士伝説』でラストには必ず処刑される悪役令嬢ユーフェミアに転生していた!
そして最初の死亡フラグこそが、園遊会でジルベルトに突き飛ばされ頭に禿をこしらえるという傷害事件である。
この傷害事件の責任を取ってユーフェミアとジルベルトは婚約するのだが、実はこの事件はユーフェミアを王太子妃に仕立てあげて国を乗っ取ろうとした伯父が画策したもの。
結果7年後に、ユーフェミアは伯父もろとも不敬罪、及び国家転覆罪にて処刑される――。

そんな未来、ぜえっっっったいに嫌!!!!!

「ユーフェミア、僕と結婚してくれませんか」
跪いて求婚する王子様。
そんな夢のような現場で――ユーフェミアは仁王立ちし、宣言する。

「ジルさま! あなたは騙されています! このハゲをこしらえたのはあなたではありません!」
「え、ですが――」
「わたしが必ずや真犯人を捕まえて、ジルさまの潔白を証明して見せましょう!!」
「……は?」

ユーフェミアは死亡フラグを回避するため、前世の知識を駆使して名探偵を演じ――
この『第二王子ハゲこしらえ傷害事件』を解決するために奔走するのだった。

残念な探偵令嬢が名探偵を演じ、攻略対象が巻き込まれる事件を解決するドタバタコメディ!

※昔投稿していた作品を8月の新刊発売記念にまた公開します!
お久しぶりの方、初めましての方、どうぞよろしくお願いいたします!
Nコード
N2344JB
作者名
英志雨▶『マダム・ミニョン』8/12
キーワード
異世界転生 ギャグ 女主人公 魔法 冒険 ハッピーエンド 乙女ゲーム 悪役令嬢 婚約破棄 溺愛
ジャンル
異世界〔恋愛〕
掲載日
2024年 05月21日 21時02分
最新掲載日
2024年 05月21日 22時44分
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文字数
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まだ足が二本あった頃、人魚姫の話は〝契約違反をしたら落とし前をつけなければいけない〟という教訓話だと思っていた――。 月島マリ、十五歳。 五歳の頃に骨肉腫で左足を切断して以降、義足も使わずに車椅子生活を続けている変わり//
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