- あらすじ
- 乙女ゲームの悪役令嬢に転生した公爵令嬢ヴィオレッタ。前世は日本のイラストレーター。予定通り婚約破棄され、辺境の街で画材屋を営みつつ風景画を描いて暮らしていた。
ところが、かつての断罪の場を目撃していた宮廷画家が、あの夜を劇的に脚色した大作を発表。「涙の令嬢と冷酷な王子」として国中で大流行し、世論が一変する。悪役令嬢は実は被害者だったのではないか——王太子への批判が噴出し始めた。
元婚約者は評判回復のため絵の買い占めに奔走するが、すでに手遅れ。ヴィオレッタの風景画も評判を呼び、辺境に画廊が生まれ、芸術と交易の街として発展していく。
そこへ隣国の美術商を名乗る青年ルイスが買い付けに現れる。だが彼は絵の前で足を止める時間が長すぎる。
「……この光の描き方を、子供の頃に見たことがある」
戦災孤児だったルイスが瓦礫の中から拾い、唯一持ち続けていた一枚の作者不明の風景画。その小さな油彩に描かれていた光と同じ技法を、ヴィオレッタの絵の中に見出してしまった。正体を隠し、ただ隣で絵を見ていたいと願う彼の本当の身分は、隣国の王家に連なる者。
画廊事業の拡大と社会的立場を固めるため、二人は契約結婚という形を取ることに。「あくまで事業上の契約だ」と言い張るルイスだが、ヴィオレッタが夜遅くまで絵を描いて寝落ちすると黙って自分の外套をかけ、好きな画材を完璧に覚え、王太子の侍従官が買い占めに来れば普段の温厚さが嘘のような冷厳さで法を盾に門前払いしている。
……それ、契約の範囲を大幅に超えてますよね?
ヴィオレッタは恋より絵を選ぶつもりでいる。ルイスは過去の恩を返したいだけだと自分に言い聞かせている。それなのに、二人の距離はキャンバスを挟むたびに縮まっていく。 - Nコード
- N2343MA
- 作者名
- 月雅
- キーワード
- 異世界転生 悪役令嬢 婚約破棄 ざまぁ 女主人公 身分差 契約結婚 芸術 恋愛 溺愛
- ジャンル
- 異世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2026年 04月05日 20時03分
- 最終掲載日
- 2026年 04月05日 20時04分
- 感想
- 2件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 28件
- 総合評価
- 222pt
- 評価ポイント
- 166pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 30,558文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私の"あの日の断罪シーン"が宮廷画家に描かれてベストセラーになっているんですけど!? 元婚約者がその絵を必死に買い占めようとするのはなぜですか?
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N8091LY|
作品情報|
連載(全45エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
この宮廷では、涙を流した者の言葉が信じられる。
公爵令嬢エステラには前世の記憶がある。 百貨店の窓口で十年間、理不尽なクレームに頭を下げ続けた日々。 泣く客の言い分だけが通り、事実確認は後回しにされる光景を何度も見てき//
N4232MA|
作品情報|
完結済(全10エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
味方が一人もいない朝が来た。
冤罪で断罪され、婚約を破棄され、家族に絶縁された公爵令嬢ヴィオレッタの手元に残ったのは、小さな鞄と数日分の路銀だけだった。
泣かなかった。嘆かなかった。 前世で外交官だった彼女の頭は、絶//
N2343MA|
作品情報|
完結済(全10エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
乙女ゲームの悪役令嬢に転生した公爵令嬢ヴィオレッタ。前世は日本のイラストレーター。予定通り婚約破棄され、辺境の街で画材屋を営みつつ風景画を描いて暮らしていた。
ところが、かつての断罪の場を目撃していた宮廷画家が、あの夜//
N1082MA|
作品情報|
完結済(全10エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
破られた紙を元に戻すことが、なぜ誰かを追い詰めるのだろう。
公爵令嬢カティアには、前世の記憶がある。 日本で文書修復に携わり、一人きりで命を終えた記憶だ。
転生した先は、すべての公文書が手書きの羊皮紙で管理される王政//
N8725LZ|
作品情報|
完結済(全10エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
この国には古くから、王家の失政を貴族令嬢に背負わせる慣習がある。 婚約者として差し出され、頃合いを見て「悪役令嬢」として断罪される。 その繰り返しで、王家は何百年も民の怒りをかわしてきた。
公爵令嬢ミリアもそのひとりに//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。