- あらすじ
- 「この窓枠は、僕を閉じ込める檻だ」
画家を目指す高校生・一ノ瀬湊にとって、故郷の田舎町は退屈で、古臭くて、色彩のない灰色の世界だった。 東京の美大に行くことだけを夢見て、彼は毎日、片道一時間の通学時間を「ノイズキャンセリングイヤホン」で耳を塞ぎ、外界を遮断して過ごしている。
走るのは、古びた気動車「天霧線」。 時速40キロ。秒速にすれば、たったの11メートル。 遅すぎるその速度は、湊にとって焦燥の種でしかなかった。
しかし、ある日の出会いが、その景色を一変させる。 よそ者の写真家が切り取った黄金色の夕暮れ。 お節介な老婆が語る、雪原の一本木の記憶。 そして、頑固な祖父が泥だらけの手で守ってきたもの。
――君の絵には、体温がない。
そう酷評された湊が、イヤホンを外し、窓の外の本当の「色」に気づいた時、止まっていた時間は動き出す。
季節の移ろいと、ローカル線の旅情に乗せて描く、色彩と再生の青春ストーリー。 - Nコード
- N2235LT
- 作者名
- と゚わん
- キーワード
- ほのぼの 現代 日常 青春 ローカル線 鉄道
- ジャンル
- ヒューマンドラマ〔文芸〕
- 掲載日
- 2026年 02月09日 08時00分
- 最終掲載日
- 2026年 02月15日 08時00分
- 感想
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- 文字数
- 11,270文字
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