- あらすじ
- 「……ここ、どこだ……?」
白い空間。目の前には、白髪の老人。いかにもな神様ってやつだろう。
「ああ、起きたか。君は死んだ。トラックに撥ねられてな。」
「あ……ああ、そうか……」
「で、だ。転生先だが……君に特別な力を与えるつもりはない。」
「え?」
「君、前世で何か成し遂げたか?人並み以下の成績、人並み以下の仕事ぶり。取り柄、ゼロだ。」
「そ、それは……でも……」
「期待してない。だがまあ、転生のチャンスだけはやる。滅びかけた小国の王としてな。好きにしろ。滅ぼすも栄えさせるも勝手だ。」
目の前が光に包まれた。
……………
「陛下!お目覚めでしょうか!」
見知らぬ甲冑の男が顔をのぞき込んでいる。
「え……俺……?」
「王位継承の儀が終わったばかりでございます。どうか、ご気分が優れないのであればお休みください!」
王……?
そうだった、神様がそんなこと言ってたっけ。
玉座に座る俺の周りには、どう見ても疲れ切った顔の家臣たち。
そして、窓の外に広がるのは荒れ果てた国土。
滅びかけの国。無能な俺。……これ、詰んでるじゃん。 - Nコード
- N2201KR
- 作者名
- アンダードッグ
- キーワード
- 異世界転生 ギャグ シリアス 男主人公 西洋 中世 近世 内政 日常 無能 転生 世界を救う
- ジャンル
- ハイファンタジー〔ファンタジー〕
- 掲載日
- 2025年 06月26日 18時26分
- 最新掲載日
- 2025年 06月28日 15時31分
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- 文字数
- 6,417文字
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無能転生 ~役立たずだけど俺は国を持ってしまった~
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N2201KR|
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連載(全3エピソード)
|
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「……ここ、どこだ……?」
白い空間。目の前には、白髪の老人。いかにもな神様ってやつだろう。
「ああ、起きたか。君は死んだ。トラックに撥ねられてな。」
「あ……ああ、そうか……」
「で、だ。転生先だが……君に特別//
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