- あらすじ
- ただ静かに過ぎてゆけばそれでいい……
両親がおらず、叔母夫婦に引き取られた昭仁。
家にも学校にもなじめず、ただ時が過ぎるのを、いつかここから出て行ける日が来ることを待つだけの日々。
10代最後の夏、それまでと同じように淡々と過ごしていた昭仁に訪れた、ある少女との突然の出会い。
互いに居場所のない、孤独なふたりが、海沿いの廃屋でともに過ごすうちに何を思うのか。
真夏の強い陽光のように、一瞬で強く心に焼き付いた出会い。
彼らの感情の行く末は…… - Nコード
- N2170KS
- 作者名
- 森野なつめ
- キーワード
- 男主人公 現代 青春 ネトコン13感想
- ジャンル
- 現実世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2025年 07月03日 23時36分
- 最終掲載日
- 2025年 07月09日 22時30分
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10代最後の夏、それまでと同じよ//
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きっかけは、工場裏のゴミ捨て場で反重力システムを拾ったことだった。
反重力システムというのは、リニアやモノレール、エアカーなどに使われているエンジンの基幹部分のことだ。それ自体はちいさくて、僕の手のひらに載せられる//
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