ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

あ”あ”あぁぁ嗚呼嗚呼あ!!!! キチガイゲェェァァーーージマァア⤴⤴アAAAっxXXXXゥ⤵ゥ⤵ゥ……ギェェヤァァァァアギュラヤァァァ11!!!! ウッホ⤴ッホーイ⤴ パンパカッパーーーンwwwww

短編
あらすじ
あんった、本当に支えない屑ねぇ」

「えっ、し、しかし……こちらの書類はしっかりとチェックもしまして……」

「様式間違ってる。最近入った楠さんはちゃんとできるのに、なんであんたはできないの?」

「そ、それは……そのぉ……」

 30も半ばに入ろうかという、バーコードハゲの中年男性がだらだらと汗をかきながら口の中でモゴモゴと釈明の声を漏らした。まるで蝿の羽音のように小さく不愉快な声だ。

「何か言いたいならはっきり喋りなさいよ。このハゲ」

 先程から中年男性を罵倒している女子高生にも見える少女は、彼の上司である一橋凛ひとつばし りんである。「はぁ」と大きくため息をつくと腰にまで伸ばした長髪が艷やかに波打った。よく手入れされたその髪は、それを維持できるだけの財力と余裕がある事を示している。

「うっ、へ、へへっ、す、すいません」

 一回り以上は年齢が下の少女に罵倒されていると言うのに。バーコードハゲはニヤけながら謝罪した。その憤るでもなくヘラヘラとした態度が、少女に嫌悪感を覚えさせた。


「キモッ……」

 思わず口から本音が出るのも致し方なしである。

ーーーーーーーーーーー


 だが! 上っ面ではヘラヘラしていてもバーコードハゲの内心もそうであるわけではない!!!


「あ”あ”あぁぁ嗚呼嗚呼あ!!!! キチガイゲェェァァーーージマァアアAAAっxXXXX!!!! ギェェヤァァァァアギュラヤァァァ11!!!!」


 ど田舎にある自宅へ帰るなり、バーコードハゲが吠えた!!!! 

 社会で溜めたストレスやキチガイゲージが爆発するまえに大発散! 仕事終わりのサラリーマンには最早常識なぞ必要ない! 己の本能アガペーその他なんやらが命ずるままに行動あるのみ!

 立ちはだかるパワハラ上司! ぐぅの音も出ない正論! 恐ろしいまでの己の無能! だが、人生に降りかかるありとあらゆる苦難なぞ、キチガイになれば関係ないのである!!

 この物語は童貞・ハゲ・低年収の年齢=彼女いない歴のオッサンが織りなすハードボイルドコメディである!
Nコード
N2156EZ
作者名
◆Qj467Lt3/E
キーワード
残酷な描写あり 身分差 年の差 ハードボイルド IF戦記 怪談 サイコホラー ヒーロー 近未来 バイオハザード
ジャンル
コメディー〔文芸〕
掲載日
2018年 09月02日 15時56分
感想
4件
レビュー
0件
ブックマーク登録
3件
総合評価
57pt
評価ポイント
51pt
感想受付
受け付ける
※ログイン必須
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付けない
開示設定
開示中
文字数
10,726文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N0202GE| 作品情報| 短編| コメディー〔文芸〕
百合好きが高じて観葉植物になった百合厨と、百合ップルを孕ませたいおじさんが戦います。
N3696EX| 作品情報| 連載(全33エピソード) | コメディー〔文芸〕
 ワケあり貧乏のじゃロリお姫様が思わず呟いた。 「ひもじいのじゃ」 朝食、草! 昼食、草! 夕餉、草! ここ一ヶ月の献立、草のみ!! 牧草を食べすぎてもはやそれ以外の味が思い出せなくなった姫様が貧乏をどうにかすべく立//
N4914EZ| 作品情報| 短編| ヒューマンドラマ〔文芸〕
 新卒の私が命じられたお仕事は、死ぬべき命を選別する事でした。
N2156EZ| 作品情報| 短編| コメディー〔文芸〕
あんった、本当に支えない屑ねぇ」 「えっ、し、しかし……こちらの書類はしっかりとチェックもしまして……」 「様式間違ってる。最近入った楠さんはちゃんとできるのに、なんであんたはできないの?」 「そ、それは……そのぉ//
N5047EO| 作品情報| 短編| コメディー〔文芸〕
 嫉妬するという事は、相手を格上と認識する事である。  そんなヘンテコな新年を持つ「俺、勉強してねーからなー! カッー!」系男子が可愛い幼馴染を持つ同級生に嫉妬するお話。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ