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- あらすじ
- 猿がいた。
檻というよりかは託児所のようにオモチャなどが散乱している真っ白な部屋。
その部屋の天窓から空を仰ぎ、誰に聴かせるでもない溜息をついた。
ここから出ることが彼の望み。
違う。
彼は空を飛びたかった。そして願わくばその向こうも。
彼はあの空の向こうに何かがあることを理解していた。
オモチャを投げ合う他の猿達よりも少し賢かったのだ。
それ故に孤独を感じ、夜は自分を抱きしめるように眠る。
- Nコード
- N2155HT
- 作者名
- 雉白書屋
- キーワード
-
ショートショート
- ジャンル
- 純文学〔文芸〕
- 掲載日
- 2022年 08月05日 17時00分
- 最終更新日
- 2023年 11月04日 04時42分
- 感想
-
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- 文字数
- 715文字
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