ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ようこそ地球へ 

短編
あらすじ
 ある夜、宇宙から何かが地球に落ちてきた。現場は町外れ。大きなクレーターができ、どこか未練がましく空に向かって煙が伸びている。
 夜中ではあるが、はしゃぐにはむしろいい時間帯。現場に駆け付けた野次馬を始め、警察消防マスコミ、そして軍や科学者たちが口々に言う。

「干柿みたいな形だな。隕石じゃないか?」
「馬鹿。どう見ても自然物じゃないよ。ほらあの部分、人工的だろう」
「人工衛星だろう。熱で固まったんだ」
「宇宙ゴミじゃないか?」
「う、宇宙人の爆弾だ! 間違いない!」

「おい。今騒いだ奴をどっかにやっとけ。はぁーあ。しかしまぁ宇宙人か何かは知らないが、夜中になぁ。あー眠い眠い」
 
 と、欠伸をする政治家。ついに宇宙人とのファーストコンタクトのときがと考え、現場に来たのだが肩すかしを食らったと不機嫌気味。
「まあまあ、もしかすると宇宙人の小型探査機。つまり前座。近々、本人が現れるかもしれませんから」と科学者。「いや、あれは巧妙にカモフラージュした他国の軍事衛星だ」と軍関係者。

 しかし、事は彼らの予想から外れていた。その落下物には扉がついており、そして開いたのだ。
Nコード
N2143IV
作者名
雉白書屋
キーワード
キーワードが設定されていません
ジャンル
宇宙〔SF〕
掲載日
2024年 04月08日 11時10分
感想
0件
レビュー
0件
ブックマーク登録
0件
総合評価
10pt
評価ポイント
10pt
感想受付
受け付ける
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
2,052文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N9555LC| 作品情報| 短編| ヒューマンドラマ〔文芸〕
 あなたは恥の多い生涯を送ってきました……。ええ、私にはわかっています。  あなたはこの世界に生まれ落ちたその瞬間から、ただただ醜態を晒し続けてきました。子豚の断末魔じみた産声を上げ、小便を撒き散らし、母親でさえ抱きかか//
N9553LC| 作品情報| 短編| ヒューマンドラマ〔文芸〕
「――で、三歳の姪っ子と実家のリビングで遊んでいたんです。お人形さんごっこをして。自分は白い熊のぬいぐるみを持たされてたんですけど……それが妙に大きくて」 「ぬいぐるみは愛でるもの。つまり、あなたの“愛されたい”という//
N9550LC| 作品情報| 短編| ヒューマンドラマ〔文芸〕
 プンチュプテゥ……。それについて語ることは、すなわち人生そのものを語ることに等しい。  聡明で、常に感受性のアンテナを張り巡らせている読者諸君ならば、とっくにプンチュプテゥを知っており、すでに日常生活に取り入れているこ//
N9547LC| 作品情報| 短編| ヒューマンドラマ〔文芸〕
「ほら、ここなんかいいんじゃないか? な? な?」 「ふうん……」  彼女が訝しげに返事をした。『どうせ、予約しないと無理なんじゃないの?』とでも言いたげな目つきである。  まあ、無理もない。今日は彼女の誕生日。本来//
N8212LC| 作品情報| 短編| その他〔その他〕
「……この世界の始まりと終わりを見てくる」  装置をじっと見つめていた博士はふいに振り返り、ニッと笑った。  助手はぼうっと突っ立っていたが、次の瞬間『ああ、今のは自分に向けて言ったのか』と気づき、慌てて神妙な顔で頷い//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ