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黙示の賢者

あらすじ
これは「人」と「人ならざる者」が共存し、魔法という未知の力が存在している世界での物語。

「彼」はグラン王国のはずれのはずれ、辺境の地である「賢者の森」に住む青年だ。
この「森」には「人間」、いやより正確に言い換えると「知性を持った生物」は彼一人しかいないはずだった。
朝のお祈りの後は周りの木々に水をやり、昼にはここにいる限り必要性をまるで感じさせない魔法や戦闘の訓練を行い、夕方まで誰も食べるものがいない畑を耕し、夜には鳥や虫たちの囀りに耳を傾けながら使う必要のない知識が詰まった本を読む。
それが彼の生活で、彼の一日で、そして彼の全てであった。

誰とも関わらず、何もしない。
故に、誰とも関われるし、何でもできる。
「無限の可能性」を体現し、内包するもの。
「誰でも」あり、「誰でもない」もの。
「全」であり「一」
「一」であり「全」
それが彼の「基本原理」であった。
だから、きっと、それゆえに-----彼は「言葉を必要としなかった」


そんなある日、森に来訪者があった。
彼は見つけてしまったのだ、森の中でぼろ雑巾のようなみすぼらしい少女が倒れているのを。
知ってしまった以上、見つけてしまった以上、人間はその事実に対して関わらずにはいられない。
この今にも息絶えそうな少女を助けることも見殺しにすることも、一つのれっきとした「干渉」なのだから。
そして、青年は決断する。
いや決断などしていない、逡巡したのは一瞬であとは体が勝手に動いていた。
そして、それがきっと「黙示の賢者」の始まりだったのだ。

---その出会いは、「必然」のみで構成された青年に少女という「偶然」を初めてもたらした。---
繰り返すこれは物語だ。
これは……。
---1人の青年が1人の賢者へ、そして1人の賢者が1人の愚者へとなり果てるまでの物語---
Nコード
N2131ER
作者名
トトロン
キーワード
残酷な描写あり 異類婚姻譚 ヒストリカル オリジナル戦記 日常 異能力バトル 冒険 シリアス ほのぼの 魔法 男主人公 人外 魔王 勇者 賢者
ジャンル
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2018年 04月02日 18時59分
最新掲載日
2018年 07月09日 02時51分
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開示中
文字数
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これは「人」と「人ならざる者」が共存し、魔法という未知の力が存在している世界での物語。 「彼」はグラン王国のはずれのはずれ、辺境の地である「賢者の森」に住む青年だ。 この「森」には「人間」、いやより正確に言い換えると「//
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