短編
- あらすじ
- この道16年のベテラン目覚まし時計「リン」は、他の目覚まし時計とは違った半生を歩んでいた。使われなくなると捨てられてしまうことが多いこの世界で、歴代の使用者は優しい人間に恵まれ、不要になってもリサイクルショップに送られてきた。
それを繰り返すこと4人目、リンはとある老爺の手に渡った。リンはこの人が自分と最後の持ち主だと悟り、目覚まし時計として精一杯の仕事をする。
しかしある日、どれだけ大きな声で呼んでも老爺は起きてくれない。しばらくして家族も起こしに来たが、老爺は自ら目を覚ますことはなく、たくさんの人によって布団から運び出されてしまった。その後老爺が戻ってくることはなく、リンも老爺と共に役目を終えるはずだった。しかしこの老爺の孫は最初の所有者であり、リンの名付け親であった。そしてその孫に形見として引き取られたリンは、再びその下で活躍することになった。 - Nコード
- N1948HF
- 作者名
- せっきー
- キーワード
- 日常
- ジャンル
- 純文学〔文芸〕
- 掲載日
- 2021年 09月16日 00時49分
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- 文字数
- 5,845文字