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ホットケーキは、二人で食べるものだと思っていた

短編
あらすじ
焼きすぎたホットケーキが、言えなかった言葉になる。

 ホットケーキは、混ぜすぎてもだめで、混ぜなさすぎてもだめだと、彼女は言っていた。
 最後にそれを焼いたのは、いつだっただろう。
 フライパンの前に立つ「僕」は、もう隣にいない彼女の声を、勝手に思い出しているだけだ。
 ただ焼くだけの話なのに、どうしてこんなに手が止まるのか。
 どうして、ひっくり返す瞬間が、こんなにも怖いのか。
 これは、大きな事件も奇跡も起きない話。
 でも、声に出して読んだとき、きっと誰かの胸に引っかかる。
 ホットケーキ一枚分の、取り返しのつかない時間の話。
Nコード
N1794LO
作者名
妙原奇天
キーワード
なろうラジオ大賞7 ホットケーキ 現代ドラマ 日常 別れ 独白 会話劇 朗読向け 余韻
ジャンル
純文学〔文芸〕
掲載日
2025年 12月27日 13時19分
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文字数
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