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華と秘密

あらすじ
明治三十年ごろ、芸妓の娘として生まれたみつは、華族の櫻澤伯爵 融に見初められ、養女として引き取られる。
みつが融がかつて心から愛した女性、異母妹のめいによく似ていたためだ。
融との子を身ごもっためいは、鎌倉にある別邸に追いやられる。当時忌み嫌われていた双生児を出産したのち、鬼籍の人となった。
双生児はその存在を隠すため、そのまま鎌倉に住むことを余儀なくされ、ほとんど外に出ることもなく成長していった。
みつは融の妻に階段から突き落とされて大怪我を負う。みつを守るため、融は双生児の住む鎌倉の屋敷に彼女を住ませることにする。融を愛し始めていたみつも、自分がほかの女性の身代りであったと知り、彼から離れる決意をする。
双生児は、蒲柳の質で気難しい透と闊達で画才のある明の二人で、それぞれみつに惹かれてゆく。やがてみつも二人を愛し始め、三人は事実上の夫婦となる。
三人での暮らしは幸せなものだったが、明の絵が、東京帝国大学に招聘された英国人の建築家に見いだされる。
建築家は明を英国に連れて行きたいと申し出る。
明は透を残していけないと断るが、それを知った透は激怒し、明とみつに対して辛く当たる。透のみつに対する態度に明も激怒し、双生児はついに絶縁する。
明はみつを連れて出ていくが、透の本心を知りたいみつは、一人で鎌倉に戻る。
 そのとき透は初めてみつに弱さを見せる。みつは日本に残る決意をする。
 明はみつと透を残して渡欧し、やがてフランスに辿りつき、成功を収める。
 そんな明のもとに、透とみつが関東大震災で亡くなったという知らせが入る。帰国した彼を透とみつの娘が出迎える。明は透とみつを偲び、娘と親子として暮らすことにする。
Nコード
N1770ER
シリーズ
みつとひかり
作者名
綾稲ふじ子
キーワード
身分差 時代小説
ジャンル
現実世界〔恋愛〕
掲載日
2018年 04月02日 00時02分
最終掲載日
2018年 04月02日 00時20分
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文字数
102,841文字
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