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ザ・ラストオーダー

短編
あらすじ
 夜。とある小さな居酒屋の暖簾をくぐった一人の男。
 店内をチラッと見渡すと客は男性が一人だけ。どうやらもう営業終了の時間のよう。彼のその予想は当たり、従業員の女が彼に向かって「あ、すみませんお客さん。ラストオーダーで!」と、明るく声をかけた。
 彼は微笑み頷くと適当な席へ座り、メニュー表を眺める。

「……うっし、これにしよ。すみま、ん?」

 と、手を上げようとした時、ふと視線に気づいた。それは離れた席に座るもう一人の客の男からのもの。
 
「……あの、なにか?」

「ああ、いや、別に……」

「そうすっか……あ、先、注文ですか? どうぞ」

「いい、いや、いいんで! どうぞ!」

「そ、そうすっか……」
Nコード
N1750IP
作者名
雉白書屋
キーワード
ショートショート
ジャンル
コメディー〔文芸〕
掲載日
2024年 01月23日 11時00分
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