- あらすじ
- (アズヴァルト・イーステイン公子様は、私の婚約者です)
今日は憂鬱な社交界の日。アフィリナ・エルファント伯爵令嬢は己の婚約者を見て、嫌な気分になった。令嬢に囲まれて苦笑を浮かべているアズヴァルトは、瞳の奥には嫌悪が滲んでいる。そんな中下を向くと、愛しているアズヴァルトの瞳の色——薄群青色のドレスが目に入り、嫌になった。
そんな中で唯一の友達であるオーロラ・コルネレーラに勇気づけられ、アズヴァルトのところへ行き彼を連れだそうとするものの、オフィークという令嬢により阻止された。
「愛し合って、いるの………」
アフィリナとアズヴァルトは両思いだ。けれど、オフィークが彼の腕に自分のそれを絡めている姿を見ると、そうポツリと言ってしまった。
会場内にいる全ての貴族たちの視線が、アフィリナへ集まる。それは毎回壁の花になり婚約者の人気っぷりを滲めに見ている彼女にとって、恐ろしいことだった。
「……………」
過呼吸になり、心配そうにアズヴァルトが声をかけて来る。
だがそれも、否定してしまった。
「……っ」
我慢の限界になり、アフィリナは出入り口まで全力で走った。 - Nコード
- N1748KQ
- 作者名
- あーちゃんぬ
- キーワード
- アイデジIR大賞 男主人公 女主人公 ハッピーエンド 異類婚姻譚 身分差 両想い
- ジャンル
- 異世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2025年 07月22日 14時10分
- 最新掲載日
- 2025年 07月24日 10時56分
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- 19,201文字
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両想いの婚約者が令嬢たちに人気なのですが、彼が言い寄られている姿を見ることが辛いです
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