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本屋の幽霊

短編
あらすじ
「あらぁ、熱心ね。でももう帰り支度していいわよ。お客さんもいないし」

「あ、じゃあ、最後ここだけやったらそうさせてもらいますねっ」

 この本屋でアルバイトを始めて二週間が経ち、仕事にも慣れてきた。
前までちょっと引き籠り気味だったから対人関係が不安だったけど
店長はちょっとしたことでもすぐ褒めてくれたり『そろそろポップ書いてみる?』
なんていつも笑顔で優しい。
 まあ、一人しかいないアルバイト。逃したくはないのかもしれない。
 居心地は良い。……でもこの夜、エプロンも何もかも捨てて逃げたくなった。
Nコード
N1710IK
作者名
雉白書屋
キーワード
ショートショート エンタメ
ジャンル
ホラー〔文芸〕
掲載日
2023年 09月15日 12時00分
感想
2件
レビュー
0件
ブックマーク登録
2件
総合評価
62pt
評価ポイント
58pt
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文字数
1,438文字
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