- あらすじ
- 【“再生と破壊”――両極の能持つ異種の二人が歪に出逢い、恋におちた】
古の現世の何処かに存在したと伝わる別世。そこに生きる人族の者は、八百万の神の意思を継いで自然の神々を崇め、妖を畏れる暮らしと共に在った。
神を祀る社(やしろ)を護る一族に生まれ、特異な能を持つ人族の女は『尊巫女(みことみこ)』と呼ばれ、十八になると神族の住む地にゆく因習がある。彼らの神力を借りる梯子(はしご)に成るのが、彼女達の役目だ。
神族と人族の混血である、その地を統べる其々の長(おさ)に認められれば子孫繁栄の為の伴侶となるが、否な場合は贄として一族に喰われ、力ごと吸収されるという至極、残酷な契約だった。
そんな一族の中に、己の生気と引き換えに治癒を与える花を召喚出来るという、尊巫女の中でも稀な異能を持って生まれた、アマリという少女がいた。持て囃される反面、脅威として畏れられてもいた彼女は、近年、頻繁に起こっている災厄を鎮める為、禍神(まががみ)の類と忌み嫌われる、妖厄神への贄に出される。
端から伴侶にはされないだろうと見越したものだったが、その実は、いずれにしろ彼を懐柔して弱体化させるのが目的だった。その企みを察した妖厄神――荊祟(ケイスイ)は彼女を避け、喰う事もせず、とりあえず屋敷の離れに置き、軟禁するという仕打ちをするが……
※フィクションです。実在する名称、出来事、伝承とは関係ありません。独自解釈です。
※縦読み推奨。PG12程度の性的、残酷表現がありますのでご注意下さい。該当タイトルに★。
※更新後、加筆修正することがあります。展開が変わる場合はお知らせします。
※私生活事情のため約月二回更新予定。サブタイトル変更しました(2025年7月現在) - Nコード
- N1635ID
- 作者名
- 佐保彩里
- キーワード
- 残酷な描写あり シリアス 人外 和風 異類婚姻譚 身分差 巫女 神様 生贄 異能 トラウマ 純愛 禁断の恋 ファンタジー ネトコン13感想 両片思い
- ジャンル
- 異世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2023年 03月19日 00時14分
- 最新掲載日
- 2025年 08月30日 08時00分
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- 文字数
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厄咲く箱庭 〜 祟神と贄の花巫女
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+注意+
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