ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

阿吽の夜叉

あらすじ
 朝霧 烈圭(あさぎり れつか)は九州のとある片田舎に生まれ、地元の高校に通っている女子高生。親兄弟はおらず、幼い頃から親戚の家をタライ回しにされていたが現在は一人暮らし。静かで平穏な暮らしを送っていた。
 しかし高校2年生の春。
 クラスで隣の席となった天鬼 夜鷹(あまき よだか)とその兄、天鬼 藍之仁(あまき あいのじん)という転入生の双子との出会いによって、烈圭の平穏な日常は突如として壊される。
 烈圭がこの世の大多数の人間には見えざる者共――かつては妖怪や物の怪と恐れられた、不可視の〝異形〟の存在を認識することができる見鬼(けんき)の才を持つ、稀な人間であるということにはじまり。烈圭は彼ら双子に次々と自身の知られざる〝秘密〟の数々を暴かれてゆく。
 後に烈圭はこの不思議な双子との出逢いと並び。かつては異形殺しを生業とし、〝害悪異形討伐組織柊総連合〟と呼ばれる祓い屋組織の1人であったことを仄めかす、怪しげな生物教師の男とも遭遇してしまう。

 偶然か必然か。これらの奇妙な出逢いをきっかけとし。烈圭の平穏でありながらも色褪せていた日常は、奇しくも妖しい、色濃き〝怪異〟に染まってゆく。
 そうして烈圭は、人・鬼・妖。古より続く、この三つ巴の存在の因縁に巻き込まれてゆくこととなる。

 かつて、我々を統べる者は隔てなく全て〝 夜叉〟と謳われ、貴ばれた。
 人の子らはそれらを心から畏れ。妖共はそれらを酷く厭う。
 そして、それらの中でも。古き夜の終わりを告げ、始まりの朝をもたらす彼らを
我々はこう呼んだ──『阿吽の夜叉』

 これは彼らの〝はじまり〟そして彼らの〝おわり〟を紡ぐ、幾多の夜叉共の物語。





──────────────────
※本作では章タイトルからサブタイトルにまで、物語の〝芯〟を表すような様々な〝意図〟を含ませております。その簡単な解説集を後書きにて記しておりますので、是非お目に留めて頂けましたら幸いでございます。

※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
Nコード
N1570GV
作者名
鹿山
キーワード
残酷な描写あり 伝奇 青春 ダークファンタジー 女主人公 人外 現代 和風 和風ファンタジー 現代ファンタジー 鬼 あやかし 妖怪 家族 123大賞3
ジャンル
ローファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2021年 03月03日 08時27分
最新掲載日
2021年 05月31日 08時00分
感想
6件
レビュー
2件
ブックマーク登録
19件
総合評価
128pt
評価ポイント
90pt
感想受付
受け付ける
※ログイン必須
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
113,684文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N6570KX| 作品情報| 短編| 異世界〔恋愛〕
むかしむかし。 とある大陸に、「世界でいちばんの悪女」と恐れられるマユ女王という女王さまがいた。 マユ女王は、世界でたった一匹しか存在しない、恐ろしく強い「悪竜」を従え、大陸の東半分を支配している。 奴隷の少女、ナヒト//
N2544KT| 作品情報| 完結済(全6エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
とある、いにしえの神話の話をしよう。 後に勇者と成る少女と、隻腕の怪物による〈神話のはじまり〉を。 少女エヌナは、最も貴き神の申し子として生まれた〈勇者〉だった。 エヌナは勇者として、母国を含めた人間の四国が百年も続け//
N3933KM| 作品情報| 完結済(全5エピソード) | ヒューマンドラマ〔文芸〕
暗闇の中では、灯は点けられない。 微かでも光あるからこそ、灯は点けられ。 灯は周囲を照らすのだ。 ────────── ピアノコンクールでは最優秀賞及び金賞の「一番」しか取ったことがない。 野球を始めると瞬く間に世代//
N5815JU| 作品情報| 完結済(全32エピソード) | ヒューマンドラマ〔文芸〕
とある大陸に、「魔王」と呼ばれる者がいた。 侵略され、革命の炎を燻らせる国々を独立させたり。 自由を奪われ、家畜や道具のように扱われる奴隷たちを解放し、彼らに自由を取り戻して彼らだけの街を作ったり。 列強国に奪われた小//
N3012JQ| 作品情報| 完結済(全23エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
王女アルヴィアは生まれながらにして、人間離れした天賦の戦いの才があった。 しかし、アルヴィアが十三歳の時に母国へと「人類の天敵」とされ全人類の殲滅を目論むグリフォン、鷲獅子王シヴ(じゅじしおう)が侵攻してきた。 アルヴ//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ