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砕かれて、なお満月

短編
あらすじ
夜遅く、清越(せいえつ)は冷たい海風が吹く黒い岩礁に一人座っていました。
彼女が顔を上げたとき、極限まで純粋な月光が天と海を結びつける、壮麗な光景を目にします。その直後、潮が押し寄せますが、それは荒々しいのではなく、心臓を締め付けるほどの壮麗さを伴っていました。
• 雪のように白い巨大な波が、最初の形を保ったまま揺るぎなく岩礁に押し寄せ、足元で砕け散ります。
• 波が引くその一瞬ごとに、海面には完全な姿の満月が戻り、海と寄り添います。
この光景を見た清越は、「この白い虹、雪のような波、この月影は、山を越え海を渡る誓いなのだ」と悟ります。それは、全ての別離や破片は、次の瞬間に、より強く、より固く寄り添い合うためだと彼女に告げていました。
彼女が視線を戻すと、掌には月光と潮水に磨かれた滑らかな白い小石が握られており、この「永遠の依恋(えいえんのいれん:愛し、慕い続けること)」がすでに彼女の心に根付いていることを感じました。
Nコード
N1533LI
作者名
セフィロト
キーワード
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ジャンル
ローファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2025年 11月06日 09時15分
最終更新日
2025年 11月06日 09時25分
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文字数
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