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王妃と魔法の鏡と

短編
あらすじ
「鏡よ、鏡。この国で二番目に美しいのは誰か、言ってみよ」

 王妃は、あえて二番目に美しいのは誰かを鏡に聞きました。そして、三番目、四番目と次々と聞いていきます。

 それは、白雪姫に毒の林檎を渡し、自分が一番になったと過信しての行為でした。自分より劣る連中を立て並べ、その後に自分がその上なんだと主張したいがための、卑しい王妃の愚かな行い。

 しかし、一番を引き立たせるはずが何故か鏡は珍妙な答えを返してきます。

「鏡よ、鏡。この国で五番目に美しいのは誰か、言ってみよ」

「はい、王妃様。この国で五番目に美しいのはイノシシです」

「動物じゃないか!」


──そして王妃が何よりも愚かだったのは

『白雪姫に林檎を渡してしまった事』なのです。
Nコード
N1502EL
作者名
三傘
キーワード
冬童話2018 白雪姫
ジャンル
童話〔その他〕
掲載日
2017年 12月14日 18時15分
最終更新日
2017年 12月22日 01時20分
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文字数
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