- あらすじ
- かつて、大陸エセルガードは「霊脈(レイライン)」と呼ばれる魔法の源流によって繁栄を極めていた。しかし、数千年の時を経てその流れは枯渇しつつあり、世界は静かに、だが確実に衰退の時を迎えていた。
光が陰る時、闇が蠢きだす。
三千年前、古の英雄たちによって封印されたはずの絶対悪、「虚空軍団(ヴォイド・レギオン)」が、深淵の底から再びその目を開いたのだ。彼らがもたらすのは破壊ではなく、完全なる「無」。生きとし生けるもの全てを飲み込み、存在そのものを抹消する虚無の侵略が始まろうとしていた。
物語の舞台は、大陸の辺境にある小さな村、オークヘイヴン。そこで鍛冶師見習いとして暮らす青年ケイレンは、自身に秘められた恐るべき宿命を知る由もなかった。彼はただ、鉄を打ち、剣を研ぎ、育ての親である師匠ブロムと共に平和な日々を送ることだけを願っていた。
だが、運命の夜は唐突に訪れる。
不気味な紫色の嵐と共に現れた異形の怪物「虚影獣(シャドウストーカー)」たちが村を蹂躙し、ケイレンの日常を紅蓮の炎で焼き尽くしたのだ。炎の中で師匠ブロムは、ケイレンを守るためにその命を散らす。死の間際、ブロムはケイレンに真紅に輝く謎の宝石「竜血石」を託し、最期の言葉を遺した。
「生きろ。そして北へ向かえ。お前こそが希望なのだ」
瓦礫と化した故郷、奪われた家族。絶望の淵に立たされたケイレンの前に現れたのは、銀の髪と冷徹な紫紺の瞳を持つ謎の女戦士、エララだった。彼女は告げる。「お前の血管には、この世で唯一、虚無を焼き払うことのできる『古竜の炎』が流れている」と。
復讐を誓う鍛冶師の少年と、秘密を抱えた冷酷な女戦士。
二人の出会いが、止まっていた運命の歯車を大きく動かし始める。迫りくる虚空の軍勢、裏切りと陰謀が渦巻く「銀の砦」、そして失われた魔法の真実。
これは、全てが灰に帰した世界で、一粒の種火が伝説の業火へと変わるまでの物語。
剣と魔法、血と涙、そして絶望の果てに掴み取る希望の叙事詩(エピック)。
『エセルガード年代記:灰と希望』——今、その壮大な幕が上がる。 - Nコード
- N1371LK
- 作者名
- Lam123
- キーワード
- R15 ボーイズラブ 男主人公 超能力
- ジャンル
- ハイファンタジー〔ファンタジー〕
- 掲載日
- 2025年 11月22日 22時05分
- 最終掲載日
- 2025年 11月23日 11時21分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 0件
- 総合評価
- 10pt
- 評価ポイント
- 10pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 62,971文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エセルガルド年代記:灰燼と希望
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N1520LP|
作品情報|
連載(全16エピソード)
|
空想科学〔SF〕
西暦2342年、地球はもはや人類のゆりかごではなかった。大気は薄れ、海は干上がり、かつての青い惑星は錆びた鉄の色へと変貌を遂げた。人類に残された道は、星々の彼方へと逃れる「大遷徙(だいせんし)」のみであった。しかし、その//
N8640LK|
作品情報|
完結済(全2エピソード)
|
童話〔その他〕
物語の核心とテーマ
この童話の核となるのは、「時間」と「愛」という二つの普遍的なテーマです。
1. 永遠を持たぬ者の輝き
すべての生き物が永遠を持つ森の中で、人間(ひと)だけが、夏の朝露よりも儚い、短い命を与えられました//
N4429LK|
作品情報|
完結済(全15エピソード)
|
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
人類の進化が行き着いた先、西暦20XX年のネオ東京。
そこは、総人口の8割が「量子適格者(クアンタム・アデプター)」として覚醒した、超人たちが支配する完全なる階級社会(ヒエラルキー)だった。
誰もが憧れる栄光の頂点、国立//
N3447LK|
作品情報|
完結済(全16エピソード)
|
歴史〔文芸〕
昭和二十四年(一九四九年)、東京。 降り止まぬ梅雨の雨と、占領下の重苦しい空気に包まれた帝都を舞台に描く、骨太なハードボイルド・クライムサスペンス。
敗戦から四年。東京は、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の支配下で//
N3270LK|
作品情報|
完結済(全21エピソード)
|
空想科学〔SF〕
時間軸(クロノス)の軋み
世界は一本の線路の上を、正確無比に走る列車のようなものだ。過去から未来へ、定められた時刻表に従い、一瞬の狂いもなく進行する。我々はその車窓から流れる風景を**「現在」**と呼ぶ。
しかし、//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。