- あらすじ
- 高校には行かずにひとりずっと旅をしている少年、謙人。
廃線になった路線の線路上を歩いていた時に出会ったのは、自らをありすと名乗る少し変わった麦わら帽子の少女だった。
変わっていたのは彼女だけでなく、ありすの飼い猫のミーシャは唐突に皮肉めいた台詞を話し始める。
猫が喋るというあり得ないはずの事実に謙人は少し混乱していたが、ありすはそんな謙人をよそに、ずっと出来ていなかった自分の村のお祭り「春渡し」に参加してほしいと願う。
謙人は混乱しつつもそれを受け入れて、数日間だけ村に滞在する約束をして、訪れた村の中でありすの友人の女の子たちも含めて交流を深めていく。
だけどその中で皆はそろって「最後の夏だから」と気になる事を告げていた。
どうして最後の夏なのかは、誰も答えない中、「春渡し」は始まっていく。
祭りが進むにつれて、謙人は一つの村の、そしてありすの秘密を知っていく。
うそつきの麦わらのついていた、たった一つの嘘の秘密を――
彼女の秘密とは、うそとは、最後の夏の意味とは何なのか。
謙人は意味を知ると共に、探していた旅の目的を見つけていく。
このお話は少しだけ不思議な、切なくて、だけど優しいお話です。
完結しました。
このお話はノベルアップ+さん、カクヨムさん、エブリスタさんにも掲載しています。 - Nコード
- N1346HA
- 作者名
- 香澄 翔
- キーワード
- 男主人公 現代 日常 ハッピーエンド 青春 古典恋愛 ボーイミーツガール ちょっと不思議
- ジャンル
- ヒューマンドラマ〔文芸〕
- 掲載日
- 2021年 06月06日 16時00分
- 最終掲載日
- 2022年 01月27日 18時53分
- 感想
- 12件
- レビュー
- 3件
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- 27件
- 総合評価
- 170pt
- 評価ポイント
- 116pt
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- 111,444文字
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喋る黒猫とうそつきの麦わら
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