- あらすじ
- 主人公ランデルは、おっさん冒険者である。 「才能ないのかな……。」
彼は魔法使いだが、なぜか支援魔法しか覚えられず、若いころから伸び悩んでいた。
それでも人の助けになろうと、彼は街の入口で、支援魔法をタダでかけ続けた。
そして20年の時が経つころ、彼は無自覚に支援魔法を極めていた。
カンストした彼の支援魔法は、
「物理攻撃に魔法ダメージを一時的に上乗せ」
「移動速度・攻撃速度を一時的に高める」
「最大HPを一時的にアップ」
「防御力を一定時間向上」
を超絶高い数値で付与するという、冒険者のステータスを格段に高め、世界の常識をひっくり返す性能を秘めていた。
ランデルの支援魔法は、初心者からベテランまでのあらゆる冒険者に「これなしでは、クエストのしやすさがまるで違う!」と思わせしめるほどであり、特にかけだし冒険者にとって不可欠。
敵へノロノロと攻撃し、ダメージがしょぼい状態であっても、支援魔法によってダメージや速度が数百倍になり、まったくダメージを受けなくなる自分に対して、目が飛び出そうになるのは、この街のビギナー冒険者なら全員が通る道である。
しかし支援魔法の効果は永続ではないため、効果が切れるとすぐに、もとの弱い自分に逆戻り。
ダメージ、攻撃速度ともに激減した自分に戻るだけで「ランデルさんの支援魔法さえあれば…!」というストレスが溜まってくる。
その中毒症状に至った時、冒険者は街の西門のランデルの所へ走って戻り、こう叫ぶのだ。
「支援おね!!!」
…と。
ひたすら支援魔法をかけて生きてきたランデルは、ある時ようやく自分の力に気づき、伝説のブルージュエルを探すために冒険を始めようと決意した――。 - Nコード
- N1343IK
- 作者名
- イクフミ
- キーワード
- R15 残酷な描写あり オリジナル戦記 コミックスピア大賞3 キネノベ大賞9 アイリスIF3大賞 ドリコム大賞2 OVL大賞9 ESN大賞5 ハッピーエンド 主人公最強 実は最強 おっさん 男主人公 実は尊敬されていた 支援
- ジャンル
- ハイファンタジー〔ファンタジー〕
- 掲載日
- 2023年 09月05日 22時45分
- 最新掲載日
- 2023年 09月05日 22時55分
- 感想
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- 総合評価
- 12pt
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- 文字数
- 37,654文字
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おっさん魔法使いの気付き〜街の入口で「支援おね」と言われ続けて20年、気づけば最強の支援魔法使いになっていました。~
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