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テップス!

短編
あらすじ
『テップス! みんな手に入れよう~。テップス! みんなもう持ってるう~。テップス! 最高のアイテムさあ~。テップス! テップ! テップ! テェェェェェップス! 新発売、テップス!』

 時々、何を宣伝しているのかわからないCMに出くわすことがある。この「テップス」のCMもその一つだ。商品説明は一切なく、ただ耳に残るメロディと謎のフレーズが繰り返されるだけ。これはきっと、強烈な印象を残して興味を引かせ、自分で調べさせる戦略なのだろう。
 私はその術中にまんまとハマった口だ。だが、ネットで調べても、部下に訊いても、テップスの正体はまるで掴めない。皆が夢中になる理由も理解できず、焦りだけが募っていく。急がないと、また――

「ん、係長。何か調べものですか? まさか……またテップスのことですか?」
Nコード
N1335JV
作者名
雉白書屋
キーワード
キーワードが設定されていません
ジャンル
ローファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2024年 12月10日 11時00分
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文字数
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