- あらすじ
- 王に見捨てられた王妃。それが、貴族社会の認識だった。
二脚並べられた玉座に座る王と王妃は、微笑み合う事も、会話を交わす事もなければ、目を合わす事すらしない。そんな二人の様子に王妃ティアナは、いつしか『お飾り王妃』と呼ばれるようになっていた。
そんな中、暗躍する貴族達。彼らの行動は徐々にエスカレートして行き、王妃が参加する夜会であろうとお構いなしに娘を王に、けしかける。
王の周りに沢山の美しい蝶が群がる様子を見つめ、ティアナは考えていた。
『よっしゃ!! お飾り王妃なら、何したって良いわよね。だって、私の存在は空気みたいなものだから……』
1年後。
王宮で働く侍女達の間でささやかれるある噂。
『王妃の間には恋のキューピッドがいる』
王妃付き侍女の間に届けられる大量の手紙を前に侍女頭は頭を抱えていた。
「ティアナ様! この手紙の山どうするんですか!? 流石に、さばききれませんよ!!」
「まぁまぁ。そんなに怒らないの。皆様、色々とお悩みがあるようだし、昔も今も恋愛事は有益な情報を得る糧よ。あと、ここでは王妃ティアナではなく新人侍女ティナでしょ」
あら? この筆跡、陛下のものではなくって?
まさかね……
一通の手紙から始まる恋物語。いや、違う。
お飾り王妃による無自覚プチざまぁが始まる。
愛しい王妃を前にすると無口になってしまう王と、お飾り王妃と勘違いしたティアナのすれ違いラブコメディ&ミステリー
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- Nコード
- N1330JB
- 作者名
- 湊未来
- キーワード
- R15 残酷な描写あり シリアス 女主人公 西洋 王妃 プチざまぁ 執着 溺愛 兄妹愛 近親愛描写あり ポンコツヒーロー 両片思い ミステリー要素あり たぶんハッピーエンド
- ジャンル
- 異世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2024年 05月20日 08時05分
- 最終掲載日
- 2024年 07月07日 21時14分
- 感想
- 4件
- レビュー
- 0件
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- 総合評価
- 1,056pt
- 評価ポイント
- 480pt
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- 文字数
- 268,403文字
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お飾り王妃の受難〜陛下からの溺愛!?ちょっと意味がわからないのですが〜
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