- あらすじ
- 時は二千五十年。
舞台は神戸沖の人工島、いざなみ県、いざなみ市。
自衛軍に入って数年が経過しての退役後、中南米でゲリラに参加したのは今となっては昔の話。それがミユキ・ハジメの略歴だ。自己を主張したかった。自らの美学を貫きたかった……なんていうのは言わば後付けの理由であって、実のところ、狙撃手という立場で仕事ができることで調子に乗っていたのだろうと彼自身は思っている。
そんなふうに彼には確固たる信念がない。だからそう。張り詰めていた気持ちだって簡単に破綻する。つまるところ、突然、ニッポンが恋しくなったのだ。情けない限りである。
帰国後、まったく給料が得られなくなって職探しをしている折に『治安会』こと『治安調査会議』なる組織のボス、後藤と出会う。「ウチに来なよ」と勧誘される。必要とされたことが嬉しくて、彼はその誘いに快く応じたのだった。
※2021年4月、加筆、修正しました。
- Nコード
- N1215FP
- シリーズ
- 治安調査会議
- 作者名
- XI
- キーワード
- R15 男主人公 情けない性格 治安会 スナイピング バトル テロ クライムサスペンス エンターテイメント
- ジャンル
- ヒューマンドラマ〔文芸〕
- 掲載日
- 2019年 06月28日 02時07分
- 最終掲載日
- 2019年 07月14日 10時10分
- 感想
- 8件
- レビュー
- 2件
- ブックマーク登録
- 4件
- 総合評価
- 34pt
- 評価ポイント
- 26pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 91,428文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
治安調査会議3~ミユキ・ハジメはたびたび凹む~
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品
N1543JC|
作品情報|
連載(全140エピソード)
|
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
荒事においては世界でも屈指の力を誇るニケー王国に生まれたデモン・イーブルは“掃除人”だ。ランクは「超級」。ずば抜けた能力を有するがゆえの肩書である。では、その役割はというと、それはヒトに仇をなす“ダスト”と呼ばれる存在を//
N1382KJ|
作品情報|
短編|
異世界〔恋愛〕
赤き竜の肌は細かく尖った鱗でささくれだっており、彼自身がそう望んだわけでもないのに、まるで他者からの接触を拒むようにできている。彼の身体そのものが触れる者すべてを傷つけるようにできているのだ。なんの因果かと思ったりもする//
N2940KG|
作品情報|
短編|
ヒューマンドラマ〔文芸〕
「あらすじなんてサボってやろう」って、今日の僕は思うんだ。
N8169KE|
作品情報|
短編|
現実世界〔恋愛〕
なんでか自分語りをしてみようって思う。六つやそこらの、まだ全然ガキの時分に、同い年のガキの恋人――みたいなもんを亡くした。そのガキは俺と「結婚する」もんやって信じてた。その思いについて応えることはやぶさかやなかったさかい//
N5000KB|
作品情報|
短編|
ヒューマンドラマ〔文芸〕
VRみたいな世界。そこら中にニンゲンっぽいかたちをしたアンデッドなバケモノが湧いていて、連中を殺(や)れば御上から報酬が得られるというめでたい話である。特に首都においては危機が迫っているという。幸か不幸か、林業が生業の祖//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。