ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

毒使いの俺。高貴なる勇者のパーティには相応しくないと追放されたが、重労働だったので清々する。これからは自分のために生きようと歩き出したのだが……早くも戻って来いと言われているが無視しています。

あらすじ
クロウ・ハーヴェストは生まれつき凶悪な呪いに体を蝕まれていた。
これは勇者であった両親が魔王を討ち取った際に魔王が死に際に放った呪いの影響であった。
呪いの影響でクロウは生まれてから一度も体を動かすことも声を出すこともできず、彼に出来ることはひたすら家の天井を眺めているだけでだった。
両親はクロウの呪いを解くためにありと古今東西走り回り、あらゆる伝手を使い、遂には呪いに対抗するための手段を発見した。

それはクロウの身にかけられた呪いと同等かそれ以上の呪いで中和させることだった。

両親は大いに悩んだが、死ぬ逝く定めの我が子をこのまま見殺しにするぐらいならば、どんな手段でも試してみることを選んだ。
両親が選んだ呪いは、竜の血に含まれる『不死の呪い』であった。

両親は呪いをクロウにかけると、今まで動くことも出来なかったクロウは突然立ち上がり、自ら声を発したのであった。
呪いの打ち消しに成功したと喜ぶ両親だったが、正しく打ち消しは成功していなかった。
それが分かったのはクロウが魔法の習得を始めた時だ。
本来であれば、両親の素質を引き継ぐクロウは高い魔法の適正を持っているはずだったのだが、彼には一切の魔力が存在せず、今後一生魔法を扱うことは出来ないと言うことが判明した。
これが打ち消しによる弊害であることは両親にはすぐに分かった。
何とかしてクロウの魔力を取り戻す方法を模索する両親だったがそもそも呪いの打ち消しという稀有な方法が成功した例がなく、魔力を持たず生まれてくる人間もいなかったため両親は遂に魔力を取り戻す方法を見つけることが出来なかった。
しかし、クロウにとって生きていることが何よりも嬉しかった。
それからクロウは魔法に頼らない方法で、両親よりも強くなることを目標にした。
これはこの先、蘇るであろう魔王を自分の手で打破するためである。
クロウには確信があった、自身のうちに流れる呪いの残滓が魔王がまた蘇ることは強く訴えていた。
月日は流れ、クロウが18歳をの誕生日を迎えた日。
賑やかな宴の空気を突き破るような激しい馬の蹄の音と、号令がクロウの家の周囲を取り囲んだ。

「クロウ・ハーヴェスト。お前を魔王討伐の一員として迎え入れるよう、女神ハルスティアからのお告げがあった。今すぐ我々と一緒に来てもらう」

有無も言わさぬ空気に気圧されながらもクロウは王都へと連行された
Nコード
N1144HT
作者名
ハクビシン
キーワード
オリジナル戦記 冒険 ほのぼの 男主人公 中世 魔法 ダンジョン
ジャンル
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2022年 07月21日 08時19分
最新掲載日
2022年 07月21日 08時21分
感想
0件
レビュー
0件
ブックマーク登録
0件
総合評価
0pt
評価ポイント
0pt
感想受付
受け付ける
※ログイン必須
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
5,666文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N1144HT| 作品情報| 連載(全4エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
クロウ・ハーヴェストは生まれつき凶悪な呪いに体を蝕まれていた。 これは勇者であった両親が魔王を討ち取った際に魔王が死に際に放った呪いの影響であった。 呪いの影響でクロウは生まれてから一度も体を動かすことも声を出すこともで//
N9078HM| 作品情報| 連載(全16エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
 サリアは生まれた時から何でも持っていた。家柄も才能も誰もが欲しがるものは何でも持っていた。  しかし、サリアはそのどれにも興味がなかった。  望めば全てが手に入る。そんな生き方に生きる意味を見出せないでいた。  そんな//
N8639HM| 作品情報| 連載(全2エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
最愛の幼馴染を失った青年は、彼女の後を追うように命を絶った。 記憶を失い、異世界に転生した彼は、貴族の次男として新しい生を受け、好奇心旺盛な少年へと成長する。 成長した少年は、色々な者と出会い、成長し、平和な世の中を脅か//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ