短編
- あらすじ
- フリーターに成り下がり二年が経つ主人公の竹田真太郎。会社を辞めた当初こそは自由な時間を謳歌していたが、そんな自由な時間にも退屈さを感じ始めていた。そんな時、某動画投稿サイトでゲーム実況者がレトロゲームをプレイしているのを目にしたことをキッカケに、ゲームに興味を持つ。
ある日、よく利用する近所の中古ゲーム屋を訪れると、「ちょっと身近な人生ゲーム」という「某有名ボードゲーム」をモチーフにした懐かしい響きのタイトルに惹かれ、このゲームソフトを購入することを決める。しかしこのゲームの実態は、「留まったマスの結果が、ゲームに参加したプレイヤーの現実に反映されてしまう謎のゲーム」だった。
当初は立て続けに起こる「マスの結果と、現実とのリンク」に戸惑う真太郎だったが、徐々に自分自身の人生が好転していくことを実感し、このゲームの存在を認めるようになる。
しかし一方で、ゲーム開始時に何の気なしに参加させていた自分以外のプレイヤーであった、「隣人のミヨコ」の人生は転落の一途を辿り、失踪してしまう。「ミヨコが失踪したのは自分が彼女をゲームに参加させたせいだ」と自分を責める真太郎だったが、そんな真太郎の前に突如ミヨコが現れる。しかし現れたミヨコは、留まったマスの影響で自分を酷い目に遭わせていた「彼氏のシンジ」を殺して来た後だったのだ。精神が不安定なミヨコは真太郎に心変わりし、自分の物にしようと拉致を試みる。
と、いきなりここで物語が終わるかの様に思わせるが、実は裏では、この「ちょっと身近な人生ゲーム」に幾重にも絡む人物達が、真太郎を「一つのオモチャ」として弄んでいたのだ。
終盤までは「ちょっと身近な人生ゲーム」を中心に物語が進行しているかの様な展開が続くが、実際はそれすらも「ある人物」が意図する歯車の一つに過ぎなかった。ラストはそんなドンデン返しが立て続けに起こる、予想の斜め上を行くエンディングを迎える。
物語の結末を読めば、「なぜタイトルが〈メイキング・ア・ストーリー〉なのか」が理解できるはず!
- Nコード
- N1110HH
- 作者名
- Rio
- キーワード
- 日常 ミステリー サスペンス サイコホラー ESN大賞3 OVL大賞7 新人発掘コンテスト 123大賞 コミックスピア大賞1 男主人公 ダーク 現代 ハロウィン2021 シリアス バッドエンド
- ジャンル
- その他〔その他〕
- 掲載日
- 2021年 10月26日 15時11分
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- 31,644文字