ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

小夜嵐に鵺が鳴く

あらすじ
 足元にじわりと広がる朱に一つの終わりを悟った。何度も願ったその時が、ようやく俺にも訪れたのだ――と。


 指先を伝ってまた一つ。


 滴る雫は熱く紅く、ただひたすらにとめどなく。


 やがて赤黒く変化して、どろりと澱む窪溜り。


 人の死とは、かくも穏やかで優しいものだったかと知る。


 どうか、どうか――このまま緩やかに…全身を巡る熱を奪って欲しい。


 もう目を開けたくないんだ。


 ここにはもう……。


 いたくない…。
Nコード
N1107EQ
作者名
惠 悠冬(めぐみ ゆうと)
キーワード
キーワードが設定されていません
ジャンル
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2018年 03月14日 06時11分
最新掲載日
2018年 03月14日 06時17分
感想
0件
感想受付停止中
レビュー
0件
レビュー受付停止中
ブックマーク登録
0件
総合評価
※非公開
評価ポイント
※非公開
感想受付
受け付けない
レビュー受付
受け付けない
誤字報告受付
受け付けない
開示設定
開示中
文字数
18,982文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N3997F| 作品情報| 連載(全14エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
舞台は、起源をを同じくする二つの国――楼蘭(ろうらん)と紗那(しゃな)。 この場所でかつて繰り広げられた戦役は、今も人々の胸に大きな爪痕を残していた。 互いの歴史に秘められた謎。 周到に仕組まれた飽くなき陰謀。 暗躍す//
N1107EQ| 作品情報| 連載(全3エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
 足元にじわりと広がる朱に一つの終わりを悟った。何度も願ったその時が、ようやく俺にも訪れたのだ――と。  指先を伝ってまた一つ。  滴る雫は熱く紅く、ただひたすらにとめどなく。  やがて赤黒く変化して、どろり//
N5830I| 作品情報| 連載(全3エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
心の底から大切と思える――。 そんなかけがえのないものを守るために、血と汗流して、命削って、がむしゃらに頑張るってことは、誰もが人生のどっかで経験しなきゃなんない、とっても大事なことなんだ――って、すー兄ちゃん、言ってた//
N7045I| 作品情報| 連載(全2エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
どうか神様――。 ぼくの大切なあの人を、どこかへ連れて行かないで。
N3193I| 作品情報| 連載(全3エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
触れるものすべてを溶かしてしまうような重く陰鬱な雨夜。 確かにそこにあるはずの月はすっかり形(なり)を潜め、誰かを呼ぶ細い声も 駆け寄ってくる足音も 何もかもが雨に消されて届かない。 黒い沈黙に身を沈め、孤独に震えながら//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ