- あらすじ
 - 毎年十月になると、あの夜の匂いが帰ってくる。線香の匂い、鉄板の油が温まりはじめる匂い、ベビーカステラの甘い匂い、風で流れてくる海の匂い、そして金木犀の匂い。
うちの地元では、十月の祭りを「お十夜」と呼ぶ。正式には「十夜法要」といって、夜の法要が主役の祭りだ。
小学生だった当時のぼくにとっては、歴史や由来なんてどうでもいい。ただ、夏が終わったあとにあるお祭りがとても特別に感じた。
小学五年の年、そのお十夜は特に特別だった。いや、すこし異質だった。 - Nコード
 - N1073LD
 - 作者名
 - はらっぱ
 - キーワード
 - 男主人公 現代 日常 青春 怪談
 - ジャンル
 - 純文学〔文芸〕
 - 掲載日
 - 2025年 09月26日 15時20分
 - 感想
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 - 総合評価
 - 12pt
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 - 文字数
 - 4,058文字
 
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十月の記憶
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