- あらすじ
放課後の教室。
隣の席に座る彼の手は、触れようと思えば触れられる距離にあった。
けれど、私は動かなかった。
彼も、触れなかった。
会話はなく、ただ静かな時間だけが流れていく。
それなのに――なぜか、触れていないはずの手のひらが、温かかった。
互いに何も言わず、何も確かめず、
それでも確信だけは共有してしまう。
「何も起こらなかった」はずの放課後。
けれどその日から、私は知ってしまった。
触れないという選択が、
最も深く残ることがあるのだと。
これは、触れなかった手の温度が、
その後の人生にまで残り続ける話。
- Nコード
- N0958LR
- シリーズ
- 恋愛短編集
- 作者名
- 月見酒
- キーワード
- 現代 日常 スクールラブ 短編 ホラー
- ジャンル
- 現実世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2026年 01月19日 23時59分
- 最終掲載日
- 2026年 01月19日 23時59分
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『何もしなかった恋の話』③
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